『まだ俺の顔が見たいかい? 取り込み中だが見せてあげよう。気に入ってもらえるといいんだが…』
ハロウィン・ナイトのイベントで立ち寄った「究極のお化け屋敷(Extreme Haunted House)」。
そこでは殺戮パーティが…ってつい先日ご紹介した「ヘルアトラクション -絶叫館-」と丸被りの内容ですが、軽いひねりが加わってこれが結構いい感じ。
「ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷」
(2019年/スコット・ベック&ブライアン・ウッズ監督)
ホーント、ホーンテッド、ホーンティング(HAUNT3段活用)。
どれか入れときゃホラー完成(allcinemaでタイトルにHAUNTを含む作品を検索したら84件引っかかってきました。)。
本作は原題「HAUNT」、邦題「ホーンテッド」という欲張り仕様。
暴力的なストーカー彼氏に辟易していたハーパー(ケイティ・スティーブンス)は気分転換に仲間とハロウィン・パーティに。
仲間たち(女4、男2)と「究極のお化け屋敷」に立ち寄りましたが、そこには殺人鬼の手作りトラップが犇めいておりました。
Welcome!
殺人鬼さんたちはそれぞれ独自のハロウィン・マスクを被っている…ここまではお約束ですが、問題はそのマスクに隠れた素顔。
どうやらこの人たち「アメリカン・ドクターX」のお客様だったようで、各々顔面改造を施しておりました。
★知られざる世界を覗き見したい方はこちらを。
彼らにとっては素顔がマスク。
『いいマスクを持っているな。そのマスクを取って本当の姿を見てみよう』
You have a beautiful mask... let's take it off and see what's underneath.
いや、そんな事言われてもねえ…。
この手のホラーはバッドエンド(大抵は全滅エンド)が定石ですが、本作はそこもちょっと捻って「窮鼠猫を噛む」な展開にしています。
おっとこれって「ホステル」じゃん!と思ったら製作にイーライ・ロスの名前がありました。
分かりやすいですね。
おまけ
女性陣が暮らす寮(もしくはシェアハウス)のハーパーの部屋のTV。
なんでしょう、ホラー映画を撮る際は必ずこれを引用しなければならないという業界内規でもあるのでしょうか。
一応、ハーパーが粘着彼氏にDVを受けているという暗喩ではあるのですが…。
★ホラーハウスで大騒ぎと言えば
★窮鼠、猫を噛むと言えば、
★本日のTV放送【25:45~フジテレビ/ミッドナイトアートシアター】