昨日の「ニューヨークの怪人」を観ていてふと、ホラー映画におけるお姫様抱っこの重要性なんてものを考えてしまいました。
美女と野獣、殺人鬼と犠牲者、ホラー(あるいはSF)において欠かせない絵面です。
という訳で第1回ホラー映画 お姫様抱っこ選手権(書くまでもないですが第2回はないです)。
タイトル画はご存じ「カリガリ博士」。実際は“小脇に抱えている”描写がほとんどなのですが、きっちり抱っこしている画もありました。
その左は「ミイラの呪い」(1944年/レスリー・グッドウィンズ監督)。
背後に広がるシルエットがいい感じです。
下は左が「宇宙水爆戦」(1954年/ジョセフ・M・ニューマン監督)、右が「大アマゾンの半魚人」(1954年/ジャック・アーノルド監督)。
この年はモンスターが美女を抱きまくっていたんですねえ(しみじみ)。
で、ちょいとマイナーな作品になりますが、下が左から
「魔像ゴーレム・呪いの影」(1966年/ハーバート・J・レダー監督)
「シュロック」(1971年/ジョン・ランディス監督)
着ぐるみをきているのはジョン・ランディス本人。特殊メイクはリック・ベイカー。
で昨日御紹介した「ニューヨークの怪人」。
選手権と銘打った以上、優勝者を決めなければなりませんが、思いついたものを並べただけなので優劣も甲乙も付け難く…。
5秒塾考の結果、独断と偏見で優勝は、「ハロウィン」(1978年/ジョン・カーペンター監督)とします。
少年が覗き見た月明かりの隣家。死体を運ぶマスクの男。夢の一部のような儚い光景。ホラーと言うよりは怪奇と幻想と言った方がしっくりくる名シーンです。