『私の手、握り足りなかった?』
あの夜。高木さんが浴衣に身を包み、金魚すくい勝負で隣の子供カップルに出目金を譲ってやった西片をちゃんと見ていた高木さんがその1匹をしっかりカウントして引き分けにしてあげ、西片は(勝負は負けましたが)輪投げで取ったおもちゃのかんざしを高木さんにあげ、打ち上げ花火直前にはぐれたものの、侠・木村のナイスアシストで再会、最後には西片がきっちり男を見せて高木さんの手を取った「あーもうお前ら皆最高かよ!」なあの夏祭り、2期最終12話放送から2年と4ヶ月。
待望の3期放送開始。季節はまだ、夏休み。
「からかい上手の高木さん3/第1話」(2022年1月7日深夜TBS放送/藤井康晶演出)
夢(時空を超えた不条理スペクタクルアドベンチャー)の中でも高木さんに翻弄される西片。
夏休み最終日(夏祭りから1週間後)、高木さんに呼び出されて外へ。
『夏祭り以来だね。久しぶりだね』
『そう? 別に夢でも逢ったし…』
『夢?』
夏休みのお約束、日焼け自慢。
『あたしの夢にも西片出てこないかなぁ』
西片召喚inマイドリーム。
あの夜、一緒に見上げる事ができなかった花火を二人で。
桜の木の下で西片が紡いだ言葉は多分告白。
召喚成功に大満足の高木さん。
『いつか言ってもらえるかな』
その夢は必ず叶いますよ。約束された未来だから。
部屋には西片から貰ったかんざしが御守のように。
夢オチ2連発という禁じ手発動にも拘らず、心が満たされているのはひとえに高木さんの笑顔故でしょうか。
観ている間ずっと頭の中で「夢で逢えたら」がリフレインしていたので、EDで流れた時はびっくりしました(歌は勿論、高木さん)。何だ最初から狙っていたのか。
さて、初回は放送開始30分押しという時間変更がありましたが、次回は予定通り。本格的に「終末のハーレム」にぶつけに(潰しに?)行きます。
制御不能の肉欲絵巻と小さな恋のメロディ。勝つのはどっちでしょう。
参考までに前期フライングで放送された「終末のハーレム」第1話を貼っておきます。
★本日1月9日はジョーン・バエズ(1941~)の誕生日(おめでとうございます!)。
ジョーン・バエズで思い出すのは、現役の人権活動家に対して不誠実の極みであったこの作品と、
切々と歌い上げる大ヒットナンバーをハードロックアレンジしたジューダス・プリーストのこのアルバム。