『いっつも大切なとこで勇気出ないなぁ、私は』
ここが攻め時、分かっているのに踏み込めない。
皆ヘタレで皆いい。
「からかい上手の高木さん3/第7-8話」(2022年2月17日25日深夜TBS放送/赤城博昭監督)
文化祭という学内最大イベントが終わって、空気は凪。元のまったりとした日常に戻る…のかと思いきや、なんとなく浮き足立っている周囲。
どうやら思い出ハプニングが起きたのは高木・西片ペアだけではなかったようで。
そこかしこに「文化祭カップル」が誕生しておりました。
《ならもしかしてこの状況、俺たちもつきあってるとか思われるのでは…》
そんな心配しているのは西片、お前だけだ。どこからどう見ても公然のカップルだよ、君たち。
そんなカップルたちの恋占い「寄り道」。
まずは先鋒、高木&西片ペア(寄り道①)。
学校の帰りにとある絶景スポットに高木さんを誘った西片。
西片の狙いは山頂に連なる階段の数を上り切った直後に高木さんに当てさせる「段数数え勝負」を挑むこと。
しかしそこは、415段の階段を「良い恋」に引っ掛けた有名な縁結びスポット。
当然、高木さんは難なく正解を。
そして祠の中には好きな人の名前を書けばずっと一緒にいられると言う「逆デスノート」が。
勝負に勝った高木さんの出した罰ゲームは、このノートに名前を書く…事ではなく…。
『罰ゲームは…そうだな…またここに来ようよ。景色良いし』
多分ノートに頼らなくてもずっと一緒にいられると思いますよ。
続いて次鋒、北条&浜口ペア(寄り道②)。
415の階段に北条を連れて来た浜口。目的は勿論告白。北条も「く、来るのか!?」な臨戦態勢…でしたが…。
『北条、実は、ここってさ…(大きく深呼吸)…空気が美味いんだ』
ここまで準備しておいて(泣)。何と言うヘタレ。
切り返そうとした北条も言葉に詰まって何も言えず。ヘタレップルな二人でした。
更に中堅、真野ちゃん&中井くんペア(寄り道③)。
既に交際中の二人ですが、やる事は(手順通りに)やっておきたい真野ちゃんの熱いラブコールを不安になるくらい軽く受け流す中井くん。
せめて祠のノートに二人の名前を…と迫る真野ちゃんでしたが…。
『いや、俺は…』
『なんでぇ⁉』
そのノートには既に中井くんの筆跡で「真野」の文字が。
天然の「たらし」だなぁ中井くん。少しは見習えよ西片(いや彼の無意識クリティカルはもっと強力か…)。
そしてまさかの副将兼大将、ミナ・ユカリ・サナエトリオ(寄り道④)。
415段を走り込みのアスレチックフィールドとしか認識していないサナエがいい味出しています。ユカリが恋バナできる日はまだまだ先のようです。
さて、西片が密かに愛読している少女漫画(アニメ)「100%片思い」劇場版がいよいよ公開。しかもカップル入場者にはカップル特典が!
欲しい!しかし相手が…
そんな西片の心情などマインドスキャニング機能を持った高木アイに掛かれば全文文字起こしレベルでお見通しなのですが、「一緒に観よう」の一言が…(高木さんでも臆することがあるんだ!?)。
レンタルDVD屋さんで、互いのお薦め作品を紹介し合うというプチイベントで自分の気持ちをタイトルに乗せて。
『知ってたんだな…高木さんめ』
この時の「高木さんめ」、絶品でした。
ちゃんとデート回、やってくれるのかなぁ。
おまけ
レンタルビデオ屋が健在というのは、地方の事情としてアリですが、DVDの再生デバイスがPS2という所に時代(設定)を感じました。
★本日2月27日はジェームズ・ワン監督(1977~)の誕生日(おめでとうございます!)
ワン監督と言えば「死霊館」シリーズに「インシディアス」シリーズですが、ホラー以外にも光る作品が。例えば、