『これは僕たちの愛の奇跡なのです!』
『きっと、こうなる運命だったのでしょう。二人が出会った、あの春の日から、あなたは私の…王子様です!』
え、なにこれ今日最終回?
「からかい上手の高木さん3/第6話・文化祭」(2022年2月11日深夜TBS放送/赤城博昭監督)
1話まるまる文化祭(しかもアニオリ)。
西片のクラスの出し物はミナ、ユカリ、サナエによるオリジナル演劇「ロミ代(よ)とジュリ夫(おっと)」。
お姫様は高木さん。王子さまは西片…に決まりかけましたが、土壇場で大穴・木村くんに(カエル王子をブタ王子に変更←被り物で顔が隠れる)。
西片の役は「きび団子」(高木さん曰く「王子と一文字違い」)。
「きび団子」ってなんじゃ?と思っていたら姫と王子の旅の護衛者。イヌ、サル、キジそしてきび団子。
何と言う大胆な「桃太郎」アレンジ。正に換骨奪胎。
衣装合わせした高木さんの美しさに見とれてリハの台詞が彼岸の彼方まで飛んで行った西片でしたが…。
そして迎えた本番当日。
愛の告白をブタ王子ではなく、出番を終えて袖にはけた西片に目を合わせながら語るという高等テクを披露する高木さん。
これまでも「無意識のキューピット」を演じて来た木村くんの事、絶対何かやって(やらかして)くれると信じておりましたが、今回も神業グッジョブ炸裂。
「二人羽織おでん早食い競争」など他クラスの喰いもの系出店で喰いまくり(絶対、3組の「大喰いカフェ 飯テロの館」にも行っている)、クライマックス直前に腹痛。
クライクックスは悪い魔法使いにハムにされたブタ王子を追って姫が自害する悲劇の終幕。
しかし、喉元に剣を突き立てようとした瞬間、舞台に残っていた小道具に足を取られてあわや転倒。その瞬間、袖から駆け寄ったブタ王子が姫の身体を抱きとめて…。
文化祭~演劇~アクシデント~着ぐるみの姫救出は宇宙の法則。
すっぽ抜けた被り物の下から現れた顔は西片。
相手が西片とわかった瞬間の高木さんの歓喜の表情!
ブタが人に戻ったのみならず、悲恋シナリオと真逆のシチュを作ってしまった西片が咄嗟にアドリヴ。『これは愛の奇跡なのです!』
これに高木さんが『運命』と返して大団円(西片の胸に飛び込んだ高木さんの至福の表情!)。
舞台上の出会いの季節「秋」を「春」と言い換えているのがミソ。完全に告白です。
打ち上げはカラオケ。主要キャラ全員で「学園天国」(懐かしすぎる!)。
どう見ても最終回ですが、まだ6話。折り返しです。
どうするんだ残り6話(こんな神回があと6話も続くのか!?)。
★もうひとつの「宇宙の法則」はこちら。
★本日2月13日はボー・スヴェンソン(1941~)の81回目の誕生日(おめでとうございます!)。
邦画含め色んな作品にまめまめしく顔出ししている仕事熱心な方ですが、代表作はやはりこれ。
★そして本日は市川崑監督(1915~2008)と鈴木清順監督(1923~2017)の命日。
各々えいや!でこの1本。
★本日のTV放送【18:00~BS日テレ/日曜ロードショー】