『そうか…だからまだ…つるつるなんだ…なんだ…なんだ…(←エコー)』
今回は作画班の気合と情熱が溢れ迸り爆発しておりました。
何と言う再現力。
「その着せ替え人形は恋をする/第6話・マ!?」(2022年2月12日深夜TOKYO MX放送/牛嶋新一郎演出)
コスプレデビューの帰り道、五条が発した「キレイ」の一言で恋に落ちた海夢。
その堕ち方たるや急転直下垂直落下。命綱無しバンジージャンプのフリーフォール。
視界も補正が掛かって大しゅきモード5割増し。
この事、五条が知ったら間違いなく心臓止まっちゃうと思うので、もうしばらくそっとしておきましょう。
空腹も忘れて盛り上がっている海夢のために五条の手作り夕食会With帰って来た爺ちゃん。
ヒロインの 胃袋掴む 色男
最早どっちがヒロインか分からない状況ではありますが、ここで駄目押し新ヒロイン登場。
海夢が憧れている(実在を疑問視する向きもある幻の)神レイヤー、ジュジュ(本名:乾紗寿叶 いぬい さじゅな)。
出逢いは「いや何もそこまで鉄板王道ラブコメにしなくとも…」なお風呂場ばったりイベント。
更にジュジュの肉体的特徴をこれでもか!とばかりに五条の目に焼き付けるマルチアングル(「To LOVEる」かと思いました)。
レイヤー界のUMAとも言えるジュジュが何故、五条家に?
SNSにアップされた海夢の雫たんコスの画像を見てその衣装に興味を持ち、海夢のつぶやきからコスイベ会場に足を運び、海夢と五条の会話から、雫たんコス衣装が五条の手作りと察したジュジュはそのままふたりの後をつけるという「駄目それ絶対!」なストーカー行為で五条人形を突き止めたのでした。何その行動力。
今回のサブタイ「マ!?」は生ジュジュを拝んだ時に海夢が発した感嘆詞。
ジュジュの訪問目的は勿論コス衣装のオーダー。
コスの対象はアニメ「フラワープリンセス烈!!」のサブイロイン二階堂シオン。
魔法少女プリンセスリリィとして登場しますが、敵の正体が敬愛する姉・二階堂ネオンである事を知り、そのショックで惡堕ちしてブラックリリィになる、という影のある設定。
このブラックリリィのコス衣装を作って欲しい、と。
「フラワープリンセス烈!!」は劇中にのみ存在する架空のアニメ。原作でも軽く解説が入るだけのこの作品を、何と作画班はまるで実在したかのように再現。
しかも、3:4のブラウン管比率にして彩度も落とし「昔のアニメ」感まで徹底再現。
リリィの中の人には「おジャ魔女どれみ」で瀬川おんぷを当てていた宍戸留美を起用…ってどんだけ気合入れてんだよ。
よく見りゃOPで海夢もビデオ観てるじゃん。
シオンの存在感が増せば増す程、レイヤーのキャラ愛も浮き彫りになる、という事でしょうか。
おまけ
今回密かに「再現力」を期待していたカットがこちら。
全く以て好みの問題ではありますが、私は原作の筆致(と言うか「肉感」)の方が好みでございますです、はい。
★本日2月14日は「聖バレンタインデーの虐殺事件」のあった日。
1929年のこの日、シカゴでバッグス・モラン率いるノースサイド・ギャングとアル・カポネ率いるサウスサイド・ギャングの抗争により、ノースサイド・ギャングの構成員4名および一般人3名の計7人がトンプソン・マシガンとショットガンの一斉射撃で殺害されました。
この事件を引用したシーンがあるのが、アル・カポネをモデルにしたこの作品。