「復讐」が「帰還」になったのも大概(英題の公開直前変更に国内対応が間に合わなかった、という事情はまだ百歩譲る余地がなくはない)ですが、役者と音楽のすげ替えは全く以て得心いきません。
(1983年/リチャード・マーカンド監督)
(1997年/ジョージ・ルーカス改竄)
ラストでアナキンが、セバスチャン・ショウからヘイデン・クリステンセンに変わったのは営業戦略としては仕方ないと思いますが、やっぱ興ざめですね。
「フォースの姿で現れるのはその人が純粋だった時の姿」とかルーカスは言ってますが、だったら余計セバスチャンの方が相応しいじゃないですか。
改心してジェダイの精神を取り戻し、ひとりの父親として息子に微笑みかける、という光景が「泣かせる」んですから。
で、最後の最後に腰を砕いたのが「勝利のセレブレーション」。
おいおい、あの景気のいい「イウォーク・セレブレーション」はどこへ行った?
後ろ3本(エピソード7~9)がなくなってシリーズの締めになったから、少数民族の祭り唄じゃ駄目って理屈は分かりますが、この曲はないよなあ。
イウォーク・セレブレーションが最高潮に達した瞬間にエンド・タイトルに切り替わる、そこにカタルシスがあったのに。
このDVD-BOX、もう観ないだろうなあ(後から出た単品売りには「劇場公開版」が特典として付いてました。こっち買えば良かった)。