『私は2437年前に生まれ、3度妻を持った。最後は日本人のサキコだった。その父はマサムネでこの刀を作った。紀元前593年の事だ』
おーい、ショーン・コネリー、いくらなんでも最後の嘘は酷すぎるだろ。
「ハイランダー/悪魔の戦士」(1986年/ラッセル・マルケイ監督)
クイーンによる主題歌に導かれてカメラはプロレス会場(マジソン・スクエア・ガーデン)へ。
登場したのはフリーバーズ(テリー・ゴディ、マイケル・ヘイズ、バディ・ロバーツ)、その地下駐車場で主人公マクラウド(クリストファー・ランバート)を待ち受ける謎の刺客(マトリックスのエージェントそっくり)。
そして始まるソード・ファイト。決着と同時に全車連鎖爆発。素晴らしい! 完璧な掴みです。
首を切り落とされない限り死ねないスコットランドの高地人ハイランダー。最後の一人だけが得ることのできる「究極の宝」とは。
永遠の命という生の牢獄(結婚しても妻だけが老いていく)と、最後の一人を目指す黒騎士クルガンとの時代を超えた対決・・・ファンタジーは苦手なのですが、これだけは別格です。
マクラウドを導くラミレス(ショーン・コネリー)はさながらオビ・ワン・ケノビ。
カメラの上下移動で時代を繋ぐ(水槽の水面から中世の湖面とか)編集が見事。
クライマックスのワイヤー丸見えが「おっとっと」ですが、まあご愛嬌って事で。
永らく廃盤DVDを探しておりましたが先日Book-Offで発見。喜び勇んで購入したら、直後に廉価版が再発されました。あー悔しい。