先月に続いて今月もお日柄が良いようなので。
(2001年/ジェームズ・アイザック監督)
断言しましょう。シリーズ最高傑作です。
ただ、ホラーではありません。SFアクション馬鹿コメディです。
撃っても吊るしても死なないジェイソンが冷凍保存されて455年(なんとこの間に地球は汚染されて死滅)。
人類は(どこにあるのか知りませんが)第2地球に移住。どこぞの大学教授率いる調査隊がクリスタル湖研究所でよ~く冷えてるジェイソン(と455年前にジェイソンと刺し違えた女科学者ロー・ワン)を発見して宇宙船にテイク・アウト。
「今はいつ?」「2455年だ」
おいおい、住んでる惑星が変わってるのに西暦は生きてるのかよ。
時代が変わっても若者の頭の中はセックス・セックスまたセックス。
学生の「ああん」なエクスタシーに感応してジェイソン覚醒! 護衛の軍隊瞬殺! 運転手引きちぎられて制御不能になった宇宙船はステーション「ソラリス」を粉砕!(この事故で一体何人死んだのやら)
未来のテクノロジーで生まれ変わった「アルティメット・メタル・ジェイソン」と女アンドロイドKTの死闘って、どこが13日の金曜日やねん!
監督は「ザ・フライ」以降のクローネンバーグ作品の特撮担当している人(故にクローネンバーグもゲスト出演)。
「ファイト・クラブ」なオープニングから、「星に願いを」なエンディングまで見所満載の馬鹿映画です。