デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

流れ星ボーヒーズ。お前は009か!? ジェイソンⅩ

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先月に続いて今月もお日柄が良いようなので。

ジェイソンX 13日の金曜日

(2001年/ジェームズ・アイザック監督)


断言しましょう。シリーズ最高傑作です。

ただ、ホラーではありません。SFアクション馬鹿コメディです。

撃っても吊るしても死なないジェイソンが冷凍保存されて455年(なんとこの間に地球は汚染されて死滅)。

人類は(どこにあるのか知りませんが)第2地球に移住。どこぞの大学教授率いる調査隊がクリスタル湖研究所でよ~く冷えてるジェイソン(と455年前にジェイソンと刺し違えた女科学者ロー・ワン)を発見して宇宙船にテイク・アウト。

「今はいつ?」「2455年だ」

おいおい、住んでる惑星が変わってるのに西暦は生きてるのかよ。

時代が変わっても若者の頭の中はセックス・セックスまたセックス。

学生の「ああん」なエクスタシーに感応してジェイソン覚醒! 護衛の軍隊瞬殺! 運転手引きちぎられて制御不能になった宇宙船はステーション「ソラリス」を粉砕!(この事故で一体何人死んだのやら)

未来のテクノロジーで生まれ変わった「アルティメット・メタル・ジェイソン」と女アンドロイドKTの死闘って、どこが13日の金曜日やねん!

監督は「ザ・フライ」以降のクローネンバーグ作品の特撮担当している人(故にクローネンバーグもゲスト出演)。

ファイト・クラブ」なオープニングから、「星に願いを」なエンディングまで見所満載の馬鹿映画です。