デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

何故国内版より高画質? 仁義なき戦い輸入版BOXセット

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色のつぶれや滲みの多い国内版に比べ、なんですかこの昨日撮ったような高画質は?

仁義なき戦い北米版 THE YAKUZA PAPERS」
(1973~74年/深作欣二監督)


黒光り&銀光りのメタルケース(手切りそう)に5作+特典ディスクの6枚組みBOXセット。

英語字幕ONにすると、組員が死んだときの日本語テロップに英語字幕がつくので画面中文字だらけ。これが滅茶苦茶かっちょいい。

主役は当然文太兄さんですが、シリーズ通した影の主役は金子信雄が演じた山守組長でしょう。

必殺技が“嘘泣き”と“身内騙し”の親分なんてちょっと他に見当たりません。

歴史的名台詞「弾はまだ残っとるがよ」も「神輿が歩ける言うだら歩いてみいや!」も山守組長あったればこそ。

各ディスクのメニュー画面がまた凝った作りでかっちょいいこと。ボーナスディスクには国内版にはない(そもそも国内版には予告以外の映像特典が存在しない)特典盛りだくさん。

やる気ゼロの東映版と比べ気合入りまくりの愛蔵版です。