デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

巨大イカの逆襲と並ぶヘヴィ・ローテーション。 ザ・グリード

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かつて日曜洋画劇場で「またかよ?!」な頻度で放送された「ビースト/巨大イカの逆襲」。その後釜に相応しいヘヴィ・ローテーション作品がこちら。

 

ザ・グリード
(1998年/スティーブン・ソマーズ監督)


昨夜で何度目の放送でしょうか。向こうが巨大イカならこっちは巨大ナツメウナギの群体。

謎の武装船が東シナ海を漂う豪華客船と遭遇。3,000人を収容しているはずの船に乗っていたのはスリを働いたために軟禁されていた女(ファムケ・ヤンセン)ただ一人。

乗員乗客はどこに? そこに1本の巨大な触手が現れた。

凄~く良く出来た「ポセイドンアドベンチャー2」と「エイリアン」を抱き合わせて過去の船モノ怪物モノを適当かつ豪快にぶち込んだB級活劇。

特に新味はありませんが、トリート・ウィリアムズファムケ・ヤンセンという微妙な人選がウルトラBでいい感じ。

ただ、特撮はドリームワークス&ILM、クリーチャー・デザインはロブ・ボッティン、音楽はジェリー・ゴールドスミスとスタッフは超一流。

モンスター・アクション映画としてはそこそこ楽しめる佳作です。

★ご参考