デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

意味は犠牲者・殉教者・証言者。 マーターズ[MARTYRS]②

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1970年代初頭。フランス。何者かに拉致・監禁されて長期に渡る拷問・虐待を受けていた少女リュシーが自力で脱出。

激しいトラウマを抱えながらも、養護施設のルームメイト、アンナの献身的支えによって少しずつ心癒していきます。

時は流れて15年後。団欒弾む平和なご家庭。ピンポ~ン。
「誰じゃい日曜の朝っぱらから」
玄関にいたのはショットガン構えたリュシー。

一瞬で父ちゃん蜂の巣、母ちゃん蟻の巣、息子・娘も容赦無し。

連絡を受けて駆けつけたアンナは傷だらけのリュシーと死体祭りに口アングリ。

と、ここまでがざっくり20分。お話はここから始まります。

 

マーターズ(2007年/パスカル・ロジェ監督)


フレンチ・スプラッターと言えば、あのオチはねえよなぁの「ハイテンション」を思い出しますが、マーターズも立ち上がりはモロ「ハイテンション」ノリ。

『おいおい、またアレか? 大体あんな傷どう見ても自傷行・・・え?!』

この「え?!」の後はネタバレになるので劇場でお確かめください。

『うわ、ここどこ? あんた誰? これ何?』な展開が待っています。

所でチラシやHPのどこ見てもレイティング(入場制限)に関する記載が見当たらないのですが。まさか、キャッチコピーで「これは本当に公開していいものなのか?」とか謳っておきながら、一般公開する気っすか?

レイトなので東京の場合、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」により、上映終了が23時を過ぎる上映回は、保護者同伴であっても18歳未満及び高校生の入場は出来ないという足枷がありますが、21時10分スタートで100分だと終了は22時50分でギリギリセーフ。

勇気あるな、キングレコード・・。

 

 ★ご参考

mandarabatake.hatenablog.com