デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ハイテンション

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フランス語は魔物です。
短髪女が煙草の煙を吹き出しながら物憂げにフランス語で
「普通なんて嫌いよ」
とか言い垂れれば糞ムッカつくフランス映画の出来上がりです。

フレンチ・スプラッター「ハイテンション」。

家族全員が景気よく惨殺されて犯人にさらわれた友人(女)を主人公(女)が救出に行く、というのがストーリー。

殺人犯が最初から(絵的に)正体を晒しているのですが、これが巨漢デブ労務者風でアメリカ映画でいう所の「ホワイト・トラッシュ」。

うわあ、こういう殺しの美学を持ち合わせていない低脳系殺人鬼はちょっとなあ、と思ってたら製作者もそう思ったのか、最後にいらんひねりを加えて大失敗。

おいおい、それじゃ辻褄合わないにも程があるだろ。

ゴアシーンと流血量は天晴れ天晴れなだけに惜しいなあ。

※よく見れゃこのポスターの絵柄が既にネタバレしてるじゃねえか。