デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

今回も見せ場は頭皮剥ぎのみ? マニアック最新予告編公開

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80年代スラッシャーの徒花「マニアック」を製作アレクサンドル・アジャ、主演イライジャ・ウッドでリメイクした「MANIAC」の予告編が公開されました。

オリジナルを軽くおさらいさておくと、

監督はマニアック一筋ウィリアム・ラスティグ。主演は「ゴッドファーザーPART供廖屮織シードライバー」「ロッキー」など意外といい脇押さえているジョー・スピネル。

夜な夜な若い女を襲っては頭皮を剥いでいる変態男のお話で、見せ場は頭皮剥ぎとショットガンによる頭部粉砕…だけ。

主義も主張も隠喩も暗喩もメタファーもありません。雰囲気は陰々滅々。特殊メイクだけがウリと言っていい“80年代スラッシャーここに在り”な名作(?)でした。

因みに旧作の特殊メイクはトム・サヴィーニロブ・ボッティン。もう才能の無駄遣いとしか(笑)。

今回は巨漢設定だった犯人を小男にするという大鉈振るうキャラ変更を敢行。で、何が変わるかと言うと何も変わりません、多分。

予告を観た限りではやっぱり見せ場は頭皮剥ぎ剥ぎだけのように感じます。

イライジャ・ウッドは「シン・シティ」、本作と「ロード・オブ・ザ・リング」のキャリアをドブに捨てる作品選びが堪りません(←褒めてます)。

予告はフランス公開用らしく、フランス語の字幕が付いています。大した事言っているわけじゃないのに、フレンチ字幕が付くだけでやたら小洒落た印象になりますね(←褒めてません)。

※MANIAC予告編はこちら→http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gSVli―dvQo