デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

俺、武装バス・フェチかも。 ザ・プロテクター

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どうも「その男、ヴァン・ダム」を観てから、彼の映画を観る目が甘くなってしまったようです。

「ザ・プロテクター」

(2008年/アイザック・フロレンティーン監督)


2008年なので「その男~」と同年。「ザ・コマンダー」「ザ・ディフェンダー」に続くビデオスルー第3弾です(よろしく哀愁)。

麻薬で幼い娘を亡くした刑事が国境警備隊に出向、メキシコからの密入国者を運び屋に仕立て上げる組織の壊滅を目論むが・・というお話。

メキシコのシンジケートと娘の死に因果関係はないので、麻薬屋なら誰でもいいという八つ当たり的復讐(笑)。

組織のボスの「ご愁傷様だが何で俺なんだ?」という疑問は至極真っ当。

動機やら展開やらヒロインのキャラやら色々と文句はあるのですが、ジャンと敵役スコット・アドキンスのアクションがキレキレなので、そこそこ魅せてしまいます。

二人とも決め手がサブミッションなのが高ポイント。ただ、いよいよ手合わせという所で殴る蹴るに終始してしまったのは残念でした。ここのフィニッシュがサブミッションだったら、「リーサル・ウェポン」の横三角絞め以来の名勝負になったでしょう。

もう一点の“買い”は「武装バス」の登場。

古くは「ガントレット」、最近だと「ドーン・オブ・ザ・デッド」など、特殊装甲を施した武装バスというのは何とも絵になります(武装バス・フェチ?)。

次は劇場公開してやってくれ。単館レイトでいいから。