デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

素顔のままで。 13日の金曜日Part7/新しい恐怖

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お盆で13日の金曜日で仏滅。惑星直列並みの好条件が揃っているのに何故どこの局もこのシリーズを放送せん?!

 

13日の金曜日Part7/新しい恐怖」
(1988年/ジョン・カール・ビュークラー監督)


前作で人ならざる不死身の肉体で蘇ったにも関わらず、あっさりとクリスタル・レイクに沈められたジェイソン。

今回は、幼年期にお母ちゃん殴ったお父ちゃんを超能力で湖(事もあろうにクリスタル・レイク)に沈めちゃった事がトラウマとなって日々是テンパリな少女ティナが主人公。

もはやこのシリーズにルールなぞありませんな。

精神的に追い詰められたティナは湖のほとりで乙女の祈り。「父ちゃん生き返って!」

すると湖面がゴボゴボと泡立ち、人影が! お父ちゃん?!

「えっと、俺ジェイソンだけど、呼んだ?」「NOOOOOOO!」

もはやこのシリーズにルー・・(以下略)。

元気に蘇ったジェイソンは、力任せに殺戮祭り。テントから寝袋ごと引きずり出したお姉ちゃんを遠心力で樹に叩きつけて復活の狼煙。

ちょっと厭味な女の頭に鉈振り下ろした時のジュコ!っというシズル感溢れる音がナイス。音効さんグッジョブ。

ティナが自らの能力を解放させるクライマックスは正に「ジェイソン対キャリー」。

ジェイソン、途中でマスク割られてすっぴん晒しちゃうし(ただのモンスターだ)。もはやこのシリーズにルー・・(しつこい?)。

監督は特殊メイクが専門のようなので、素顔出したかったんでしょうねえ。

もうちっと気合入れてくれれば、対フレディ戦の100倍は面白くなったと思うのですが。

いっその事、シシー・スペイセクとエイミー・アービングドリュー・バリモアマイケル・アイアンサイドをゲストに呼んでアキラみたいな話に・・無理か。

※参考:「13日の金曜日/完結編」→2009年2月13日
    「流れ星ボーヒーズ。 ジェイソン勝廣2009年3月13日
    「13日の金曜日/ジェイソンの命日」→2009年9月18日
    「秘儀、合唱捻り。13日の金曜日Part6」→2010年7月19日