デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

残骸の寄せ木細工。 13日の金曜日(09年版)

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「ちゃんと過去シリーズも分かってるでしょ俺」的味付けがかえって鬱陶しい残骸の寄せ木細工。

13日の金曜日(2009年/マーカス・ニスベル監督)

ママ大暴れ→ズタ袋ジェイソン→ホッケーマスク・ジェイソン→行方不明者捜索と、Part1~4の合わせ技一本な作りにはなっています。

それだけです。

若干、ジェイソンの動きがスピーディという事以外、何の目新しさもありません。

ラストなんか「ええ、マジっすか。うえ、夢オチ程度のヒネリも無しかい」(唖然)。

脚本は「フレディvsジェイソン」のダミアン・シャノン(と聞いて納得)。

マーカス・ニスベルの演出はどこまでも普通。まだ前作「テキサス・チェンソー」の方がマシでした。

個人的には“やりたい放題し放題”だった「ジェイソンの命日」と「ジェイソンX」を強く推します(異論は認めます。ってか同意する人が稀有でしょうね)。