「ちゃんと過去シリーズも分かってるでしょ俺」的味付けがかえって鬱陶しい残骸の寄せ木細工。
「13日の金曜日」(2009年/マーカス・ニスベル監督)
ママ大暴れ→ズタ袋ジェイソン→ホッケーマスク・ジェイソン→行方不明者捜索と、Part1~4の合わせ技一本な作りにはなっています。
それだけです。
若干、ジェイソンの動きがスピーディという事以外、何の目新しさもありません。
ラストなんか「ええ、マジっすか。うえ、夢オチ程度のヒネリも無しかい」(唖然)。
脚本は「フレディvsジェイソン」のダミアン・シャノン(と聞いて納得)。
マーカス・ニスベルの演出はどこまでも普通。まだ前作「テキサス・チェンソー」の方がマシでした。
個人的には“やりたい放題し放題”だった「ジェイソンの命日」と「ジェイソンX」を強く推します(異論は認めます。ってか同意する人が稀有でしょうね)。