英国TOTALFILMが、「音響効果ベスト50(50 Greatest Movie Sound Effects)」を発表しました。
第1位は「ウィルヘルムの叫び(the Wilhelm Scream)」。
何じゃそりゃ?って感じですが、ウィルヘルムの叫びってのは、人の悲鳴の音響素材。被弾や爆発や転落シーンで使われる叫び声の“有りモノ”素材です。
Wikiによれば、「元々は、1951年の映画『遠い太鼓』のために収録された音響素材のなかのひとつとして生まれた」んだそうです。
名称の由来は、1953年の西部劇映画『フェザー河の襲撃』の登場人物で、矢で射られるウィルヘルム二等兵から。
名付け親は音響監督のベン・バート。「スターウォーズEPⅣ」でルークがストーム・トゥルーパーを撃つシーンでこの音響素材を使った際に命名したんだとか。
ランキングに戻ると、「スターウォーズ」のライトセイバー、「サイコ」のシャワータイム、「2001年宇宙の旅」でHALが歌う“デイジー、デイジー”、「ジュラシック・パーク」のT-REXの咆哮がベスト5.
※全部知りたい人はこちら→http://www.totalfilm.com/features/50-greatest-movie-sound-effects
邦画(系)だと7位にUS版「呪怨」のうがい音(Grudge Gargling)が。伽椰子の「うげがごごごげ」ですね。
12位の「悪魔のいけにえ」のチェンソー音、47位の「スクリーム」の電話音あたりが“こっち側”のランキングでしょうか。
SF/ホラーに於ける音響効果は駄目な演出を確実に底上げしてくれる第2の主役。
「エクソシスト」の呻き声、「エイリアン」のシャー音(いただきますの代わりに硫酸涎)、ゴジラの鳴き声(何でランクインしていないんだ!?)、「サスペリアPart2」の童謡、「ボディ・スナッチャー」のスクリーム、などなど。
どれもタイトル聞いて真っ先に思い浮かぶ映画の顔。
個人的に印象一番だったのは「エクソシスト2」クライマックスのマクニール邸イナゴ襲撃シーンかな。
事前情報無しの不意打ちセンサラウンドはちょっと衝撃でした。