本当に撮っていたのか! WORLD WAR Z予告編公開
ブラッド・ピットが映画化権を買ったというのは知っていましたが、話のスケールがデカすぎて頓挫するんじゃないかと思っていました。
ちゃんと撮っていたんですねえ。それも結構“いい感じ”じゃないですか。
「WORLD WAR Z(の予告編)」(2012年/マーク・フォスター監督)
原作は世界ゾンビ大戦終結後10年を経て生存者の証言から当時の様子を多角的に再構築するフェイク・ドキュメンタリー。
視点が次々と変わり、ジグゾーパズルのように全体像が見えてくる仕掛けになっていましたが、映画はブラッド・ピット一家(妻+娘二人)が主人公のようです。
平穏な日常風景から一気にカタストロフが進行していく様子が景気良く活写されています。
CG多用なんだとは思いますが人間の物量投入が半端ありません(壁をよじ登る100万人の棒倒しみたいなシーンはなんじゃらほい)。
「2012」のゾンビ版という趣。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の対極にあるスケール感。
WORLD WARを冠する資格は十分にあると思います。
視点をどこまで広げて、どのようにバランスをとるのか(原作にあった日本の描写はあるのでしょうか)、広げた風呂敷を畳めるのか。
期待して続報を待ちましょう。
全米公開は2013年6月。
※予告を観たい人はこちら→http://trailers.apple.com/trailers/paramount/worldwarz/
※関連:「もうひとつの“戦後”ドキュメント。 WORLD WAR Z」→2010年6月23日