デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

しつこく続く英国対俺。 恐るべき子供たち50選

イメージ 1英国TOTALFILMが、「映画の中の恐るべき子供たち50選[50 Spookiest Movie Kids]」を発表しました。

1位は、そりゃまぁそうだよね、なダミアン・ソーン(オーメン)。

2位はリーガン・マクニール(エクソシスト)、3位はダニー・トランス(シャイニング)。

どうしてもホラーに偏りがちになりますが、本当に“怖い”子供ってのはホラー・アイコンとしてのキャラクターではないだろう、と思ったら、

4位、ロニー(写真上)。「脱出」のバンジョー少年…不気味でしたねえ。その他リアルで怖そうな子供を拾ってみると、

8位、ブルード(ブルード/怒りのメタファー)、
29位、島の子供たち(ザ・チャイルド)、
43位、ローダ・ペンマーク(悪い種子)

辺りがそれっぽい感じでしょうか。完全な化物ではない、でも普通じゃないといった日常と非日常の狭間にいる子供たちにより恐怖を感じます。私は。

※全部知りたい人はこちら→http://www.totalfilm.com/features/50-spookiest-movie-kids

邦画(系)からは、10位に俊雄くん(呪怨)、40位に貞子(リング)がランクインしていますが、日本(系)で怖い子供が出てくる映画と言ったら、

松本清張原作の「影の車」(1970年/野村芳太郎監督)と、

三島由紀夫原作の「午後の曳航」(1976年/ルイス・ジョン・カリーノ監督)

で決まりでしょう。

従順なる殺意。憧憬と隣り合わせの憎悪。母親を奪う男の行き着く先はひとつです。