感染ゾンビと思いきや、まさかのオカルト着地で度肝を抜いたPOVホラーの第3弾(一応、昨日からのプラザ監督繋がりです)。
盛大に執り行われるコルドとクララの結婚式。親戚の素人カメラが参列者を写しつつ状況説明。
「いやあ、犬に噛まれちまってさあ」と手に絆創膏の叔父さんがパーティ会場でグレート・カブキばりの毒霧吹いてカミさんの首筋千切る熱烈接吻。
次々感染してあっという間にゾンビまみれ。披露宴は阿鼻叫喚の地獄絵図。ここまで21分引っ張ってようやくタイトル、
[●REC]3 GENESIS
「REC/レック3 ジェネシス」(2012年/パコ・プラザ監督)
タイトル明けると、何とカメラが神の視点に!
正直言いましてPOVにはかなり食傷していたので、普通のカメラワークに戻ってホッとしました。
が、RECシリーズとしてはアイデンティティ放棄ともとれる暴挙。評価の分かれる所ではありましょう。
ここから“生き別れ”となったコルドとクララの再会という、良く言えば「君の名は」的恋愛譚、悪く言えばシチュエーションに対して話のスケールが小さいにも程があるすれ違いドラマが展開します。
いやあ、今日日こんなすれ違い、マンガでもやらんだろ。何やってんだ、君たち。
で、この展開に飽きてきた所で、花嫁クララが「もう逃げるのはまっぴらよ」とばかりにチェンソー振り回して“リアリティって何?”な大暴走(写真全部)。
「今日は私の日よ!!」の名台詞と共に決める痛快脳天唐竹斬りには血飛沫と一緒にアドレナリン飛び散りまくりですが、それやっちゃあ最早RECとは言えないのでは…。
「2」のオカルト路線もしっかり踏襲。聖句を聞いて動けなくなるゾンビ(?)はちょっと新鮮。
POVによるリアリティ→オカルトによる非現実感→はっちゃけヒロイン大暴れなB級ノリ→何となくシニカルなエンディングと盛り沢山(一貫性がないだけとも言う)。
いささか道を誤まった感のある第3弾ですが、80分(正味74分)の娯楽としてはそこそこ楽しめる出来にはなっています。
盛大に執り行われるコルドとクララの結婚式。親戚の素人カメラが参列者を写しつつ状況説明。
「いやあ、犬に噛まれちまってさあ」と手に絆創膏の叔父さんがパーティ会場でグレート・カブキばりの毒霧吹いてカミさんの首筋千切る熱烈接吻。
次々感染してあっという間にゾンビまみれ。披露宴は阿鼻叫喚の地獄絵図。ここまで21分引っ張ってようやくタイトル、
[●REC]3 GENESIS
「REC/レック3 ジェネシス」(2012年/パコ・プラザ監督)
タイトル明けると、何とカメラが神の視点に!
正直言いましてPOVにはかなり食傷していたので、普通のカメラワークに戻ってホッとしました。
が、RECシリーズとしてはアイデンティティ放棄ともとれる暴挙。評価の分かれる所ではありましょう。
ここから“生き別れ”となったコルドとクララの再会という、良く言えば「君の名は」的恋愛譚、悪く言えばシチュエーションに対して話のスケールが小さいにも程があるすれ違いドラマが展開します。
いやあ、今日日こんなすれ違い、マンガでもやらんだろ。何やってんだ、君たち。
で、この展開に飽きてきた所で、花嫁クララが「もう逃げるのはまっぴらよ」とばかりにチェンソー振り回して“リアリティって何?”な大暴走(写真全部)。
「今日は私の日よ!!」の名台詞と共に決める痛快脳天唐竹斬りには血飛沫と一緒にアドレナリン飛び散りまくりですが、それやっちゃあ最早RECとは言えないのでは…。
「2」のオカルト路線もしっかり踏襲。聖句を聞いて動けなくなるゾンビ(?)はちょっと新鮮。
POVによるリアリティ→オカルトによる非現実感→はっちゃけヒロイン大暴れなB級ノリ→何となくシニカルなエンディングと盛り沢山(一貫性がないだけとも言う)。
いささか道を誤まった感のある第3弾ですが、80分(正味74分)の娯楽としてはそこそこ楽しめる出来にはなっています。