
風が来る。ゾーンが移動する。四方から高濃度汚染物質が流れ込んでくる。
プラネット到達まであと2日、いや1日。何かゾーンを突破できる方法はないのか。
「汚染物質は地面に定着しやすい。もし、地上10mを時速80kmで突っ切る方法があれば…」
そんな鳥のようにパタパタ飛ぶ方法なんかあるわけ…。
「COPPELION/第9話・陽動」(2013年11月29日放送/金澤洪充・杉生祐一演出)
メイン演出家がダブルで登板。
数えてみれば地味ながら盛り沢山な回でした。
ゾーンを突破するために電車を利用したいが生憎故障中。この電車を再起動させるための整備班と小津姉妹&第一師団の妨害を避けるための陽動班の2班を編成。
出番とばかりに陣痛再開の息吹さん。人の命に触れる事に(壊してしまうのではないか、という)恐怖を感じて尻込みしてしまうタエ子。
そんなタエ子とホットラインを繋いで支援する名助産婦・あやめ婆さん。
「分かるよ、怖いんだよねえ。無理もないさ。人の命に関わるなんて誰だって御免被りたいよ。だけどね、何百人も赤ん坊をとりあげたあたしが言ってやる。こんなに素晴らしい仕事は他にないよ」
召使ロボだったノーセンスは、戦闘ロボに改造されて初陣へ。
引き篭もっていた葵も社会復帰(但し、小津姉妹の名前を聞いた瞬間、気絶)。
更に、いざ出発という段になって、息吹のお腹の子供の父親が第一師団の兵士ということが判明(このタイミングで「もうひとり助けて欲しい」って、ああた)。
整備班、陽動班、小津姉妹が同時に行動開始。どう出る第一師団。動くのか電車、生まれるのか赤ん坊、かましたれノーセンス…。
折角、小津姉妹が出てきたのに、また沈滞かよとも思いましたが、動の前振りとしての静としてはまずまずの出来だったのではないかと思います。
今回一番気になったのが、特殊回線を使って連絡を入れてきた荊に対する教頭の返信。
「検討を祈る」(写真3段目)…武者小路が代打ちした可能性が高いですが、もし教頭が打ったのだとしたら、この人、国語赤点です。