前巻がやや失速気味だったので、ちょっと継続を躊躇していたのですが、カバー裏に書かれた、
“進次郎の前にあらわれた謎の美少年、北斗”
の一文を見た瞬間、「買いだ!」
断るまでもないですが、“美少年”に反応したわけではないですよ。
「ULTRAMAN/第5巻」(小学館ヒーローズコミック/清水栄一・下口智裕著)
かつてウルトラマンと融合した男、早田進(ハヤタシン)とその因子を継ぐ息子・進次郎。
「自分が何者かだなんてコト、俺にだってまだよくわからない。でもとりあえず今だけは…俺はウルトラマンだ!」
その前に立ちふさがる謎の宇宙人。
「覚えておけ。私の名はベムラー。始まりの敵だ」
「僕の名は諸星弾(モロボシダン)…ウルトラマンだ!」
全編名乗りの波状攻撃。
宇宙人による連続殺人事件は、移民管理局のエージェント、アダド(ADAD←逆から読んでください)の介入により幕を閉じました。
一息ついた進次郎の前にあらわれた高校の後輩。小柄な美少年の自己紹介は、
いささか流れがアギトチックなのが気になりますが…。あと、エースのデザインがわたし的には「ちょっと…(特に口元。何か爬虫類っぽい)」。
とは言え、北斗の登場でお話に弾みがつきました。
戦いを通じて諸星が少しずつ進次郎を認めていくのもいい感じです。
もう1巻くらい付き合ってもいいかな。
※参考