デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

邂逅は鮮血のカーニバル。 東京喰種√A ♯5 裂目

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「同窓会って感じですねえ」

 

CCG保護施設で育った幼馴染、安久黒奈、奈白、鈴屋玲。

 

今は謎の喰種・クロシロ、そしてCCG捜査官・鈴屋ジューゾー

 

邂逅は鮮血のカーニバル。

 

「東京喰種√A/第5話・裂目」2015213日深夜Dlife放送/末田宜史演出)

 

アオギリの樹による喰種収容施設コクリア襲撃の続き。前回に比べると画は構図・動き共に良くなりました…が、穴だらけの脚本は相変わらず。

 

投げナイフでクロをなます斬りにしていくジューゾー。ひとしきり動きを止めたところで矛先をシロに…ってちょっと待て

 

シロはクロが切り刻まれるのを黙って見ていたのか? 特に大ダメージを負った気配はなかったぞ。

 

カメラは無駄に引くくせに視界は狭い。戦闘シーンにこういう疑問が介在すると一気に興醒めしてしまいます。


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あと、刺さったナイフ部分にボカシ入れる自主規制は過剰反応。「暗殺教室」もそうですが少しナイフ過敏症になってないか。

 

クインケ“アラタ”(トーカ、アヤトの父アラタから紡いだ生体武器)の圧倒的な力によってアヤトをフルボッコにする篠原。

 

戦意喪失したアヤトの脳裏に父アラタの思い出が…という実にいいシーンなのですが、トドメを刺さずに棒立ちしている篠原、という間の抜けた絵柄がなんとも…(せめて、アラタが拒絶反応を起こして瞬間的に動きが止まった、とかにしてくれれば…)。


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ひとしきり父の回想を終えた所でムカデモードに覚醒したカネキが来襲。アヤトを救って篠原と一騎打ち。

 

カネキの意識を離れて暴走しているとしか思えない狂いっぷりに目を見張りますが…鯱はどうした?

 

前回、エトが仲裁に入ったっぽい描写はありましたが、あとの説明は無しか。


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亜門は負傷したアキラを抱えて脱出ルートを探しているようですが、ナキ+雑魚大勢はどうした? 相当数いたはずだが全部ひとりで薙ぎ払ったのか。

 

二人が退避途中、壁のあちこちからガスが噴出して館内全体に充満。

 

CRcガス。これでアオギリも終わりだな」

 

待て待て待て。そんな防衛設備があるんなら、何故襲撃直後に使わん!? 施設内ほぼ全滅だぞ。CRcガスに詳しそうなアキラが全く動じていないって事は、人間にはほぼ無害なんだろ?

 

篠原を倒したカネキは何と相手を捕食(「使途を…喰ってる」って奴です)。

 

喰っていたのは篠原…ではなくクインケのアラタ。

 

その様子を見た亜門が憤怒。


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「眼帯ぃ! お前と話がしたかった。貴様は、何故あの時、俺を殺さなかった? あの夜お前は泣いていた。あれは嘘かあ!? いいんだな、ただの喰種でいいんだな!」

 

慟哭とも言える感情の発露。「もう食べたくない」とカネキとしての意識を取り戻すムカデ。

 

ここに至る細かい描写を疎かにしなければ実に感動的なシーンなのですが…(あと、眼帯マスク外して、明らかに違う生き物になっているカネキを眼帯と特定するのは無理があるだろ)。

 

最後はもう怪獣と言っていい“”がカネキとアヤトを回収して幕。

 

次回はここまでの総括的な状況説明が入るのだと思いますが、上手く解説してくれよ。


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