「私の知らん奴を勝手に私に重ねるな」 「死にたくない!」
「お前たち…私のために死になさい」「さあ、殺しに来なさい…」
「私だって…殺してきた!」 「終わる時はいつも一瞬だ」
積み重ねた“いいシーン”を涙と鼻水で台無しにしてしまう月山さん…あんた、本当に凄いよ。
「東京喰種√A /第9話・街望~第10話・終雨」(2015年3月13日20日深夜Dlife放送/京極義昭・松尾慎演出)
CCG総力戦となる“梟討伐作戦”。規定により“遺書”をしたためる局員たち。
ビルの屋上から紙飛行機となって飛んでいくジューゾーの遺書。地上でそれを目で追うカネキ。その先にある電光掲示板に映し出される討伐作戦の“攻撃目標”。
あんてぃくを取り囲むCCG。出迎えたのは魔猿こと古間さんと黒狗こと入見さん。そしてかつては敵対していた両組織の仲間達。
風呂敷(登場人物の数と背景)を広げ過ぎたために、ほとんどのエピが“投げっ放し”というウルトラ消化不良に見舞われた2期√Aですが、こういう大団円的クライマックスに雪崩れ込んでしまうと、あまり気にならなく…はならないですが、とりあえずは盛り上がります。
押すCCG、凌ぐあんてぃく、真打登場芳村店長、ヨモを振り切って現場に走るトーカ。間に合うのかカネキ。
「グールにあの世はねえ…」 「ヒトにはありますか…」
走馬灯がメリーゴーランドのように回って死亡フラグ立ちまくりな芳村店長(梟)。亡き妻のお迎えが来たところでTHE END…かと思いきや、もう一体の梟が!
こりゃ完全に怪獣だ。魔王ダンテも裸足で逃げ出すぞ。
そしてカネキと会敵する亜門。
あと2回。どう落とす? どう結ぶ?
個人的MVPは9話で亜門のネクタイ掴んで爪先立ったアキラでした(萌える!)。