「おーい、世界を大いに盛り上げるためのジョン・スミスをよろしく!」
アルバムで言えば“捨て曲無し”な濃密回でしたが、やはり一番のキーワードはこの一言でしょう。
本筋であれば、みくる(と大人みくる)に導かれて過去に行ったキョンをアシストするために時間線を移動したちょっと未来のキョンの台詞ですが、こっちの世界では直球に中学生キョンの台詞のようです(少なくとも今はそのように聞こえます)。
やはりありましたね、笹の葉ラプソディ。
ハルヒに詰め寄る朝倉(金網ドン)。が、矛先を自身に向けて号泣。
「腹が立つ。あんだけ偉そうにお膳立てして、いざ失敗したら他人(ひと)のせいにしている…そんな自分に腹が立つ」
思わず頭を撫でてあやしてしまうハルヒ(いい光景だ)。直後、瞬間回復。
「よし!いっぱい反省した!次、失敗しないようにすればいい!」
松岡修造の魂でも乗り移ったか、朝倉! この後更に、有希の気持ちを熱く問い正し、修造イズム実践。
「好き…なの? 彼のこと」 「嫌いじゃないわ」
この後、無事、キョンにチョコを渡し、いい雰囲気になったものの…
怒った朝倉さんの大技、ネック・ハンギングならぬホッペ・ハンギング・ツリーが爆発(口から変な色の毒吐いてますよ、朝倉さん)!
「ねえ、アンタ、宇宙人っていると思う?」「さあな、いるんじゃないか」
全く別の物語を紡ぎながら、本筋エピが交錯する構成が堪りません。
後日談はホワイトデー。