(1982年10月17日放送/渡辺拓也監督)
細かいストーリーは割愛。広島で市電(路面電車)がジャックされます。
通常の車と同じ道路を走る路面電車はバス代わりに市民の足となり、市内を縦横無尽に走行中。
その運転席という遠目でもしっかりばっちり視認出来るところで犯人が運転手に銃を突きつけながら大暴走(路面電車の割り込み走行なんか見たこと無い!)。
これ、撮影と知らない人が見たら間違いなく本物のバスジャックだと思いますよ。
その両側を数台のパトカー&覆面パトカーが随走。
バスと違ってレール上しか走れないのが路面電車。巧みなポイント切り替えで一般道から外れた場所に誘導。
誘導ったって、レールの上ですからね。別に石切り場とかに誘い込んだ訳じゃないですよ。あくまで一般道から逸れたところ(広電宮島駅構内)。
そこで電車大爆発!!
西部警察にミニチュアとか特撮などという概念はありません。ロケと言ったらロケ。爆破と言ったら爆破です。
中古の日産車をお釈迦にするのとは訳が違います。現役の路面電車1車両を荼毘に付すとは何と言う大胆素敵(周辺地域停電という“二次災害”有り)。
因みにこの爆破車両【広島電鉄 750形 もみじ号】は、トミーテックより『トミカリミテッド ヴィンテージ ネオ 西部警察 No.012 』(1/64スケールモデルミニカー)として商品化されています。
他の商品と合わせれば、ジオラマとしてシーンを再現することも可能!