久しぶりにモデルガン話を。
「S&W M29 8.375inch
カウンター・ボアード トラヴィスモデル」
(タナカワークス)
M29、所謂44マグナムです。その8.375inch版。
発売後しばらくはマイナーな銃だったようですが、ご存知のように「ダーティハリー」で一気に“世界最強の拳銃”としてベストセラーになりました。
ハリー・キャラハンが使っていたのは6.5inchモデル。日本では「華麗なる刑事」の草刈正雄が使用していました。
8.375inchを日本で愛用していたのは「遊戯シリーズ」の鳴海昌平(松田優作)と「西部警察」のリキ(寺尾聰)。
映画で8.375inchと言えば「タクシー・ドライバー」。
タナカワークスも“トラヴィス・ビックル・モデル”と銘打っています。
ずっしりした重さと手応え(ヘヴィウエイトの上に更にグリップ内にウエイトを仕込んでいる)。実測したらカートリッジ込みで1,080gありました(実銃は1,403gなので更に重い)。
カートリッジのリム部分がシリンダーに沈み込む初期型特有のカウンター・ボアード仕上げ。
M500やデザートイーグルが登場してからは、ちょっと影が薄くなりましたが、この存在感はまだまだトップクラス。
誰かこだわりの監督と役者に取り上げて欲しいですね。