
超テキトーに広げた風呂敷をウルトラいい加減に畳むやけっぱちさはいつも通り。
ただ今回は中途半端に話が凝っているので、風呂敷に開いた穴のデカさと数がいつもより目立ってしまいました。ちょっと惜しい。
「メガ・シャークvsグレート・タイタン」(2015年/クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ監督)
前々作にあたる「メガ・シャークvsクロコザウルス」、そして「ダブルヘッド・ジョーズ」「トリプルヘッド・ジョーズ」を撮った監督なので、一応、鮫はお手の物(なのか?)。
前作「メガ・シャークvsメカ・シャーク」から1年、海上輸送路が破壊された世界経済は大混乱。
こういう形で前作の影響を引きずる続編は珍しいですね。
で、早々に倒したはずのメガ・シャークが大降臨。一方、ウクライナ(チェルノブイリ)の地下に眠る旧ソ連の最終人型決戦兵器・進撃の巨神兵(以下、巨人)が大覚醒。

とばっちりリオデジャネイロ。
話が錯綜している割には破綻していない(←面倒くさそうな所は全部避けているから)のは良いのですが、基本設定が上っ面なので「何故そうなる?」なシーンも多々。
巨人誕生の背景とかもう少し丁寧に描いてあげれば話に厚みが出たと思うのですが…。
目玉となる対決シーンは予算の都合で最後の方にちょっとだけですが、メガ・シャークをジャイアントスイングで成層圏遠投とか結構無茶してます(笑)
★ご参考