
超テキトーに広げた風呂敷をウルトラいい加減に畳むやけっぱちさはいつも通り。
ただ今回は中途半端に話が凝っているので、風呂敷に開いた穴のデカさと数がいつもより目立ってしまいました。ちょっと惜しい。
「メガ・シャークvsグレート・タイタン」
(2015年/クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ監督)
こういう形で前作の影響を引きずる続編は珍しいですね。


人間側登場人物は大きく分けて3つ。

作戦の指揮をとる提督がメガ・シャーク殲滅のみを優先するもことごとく裏目に出て近隣諸国に被害甚大。

とばっちりリオデジャネイロ。
話が錯綜している割には破綻していない(←面倒くさそうな所は全部避けているから)のは良いのですが、基本設定が上っ面なので「何故そうなる?」なシーンも多々。
巨人誕生の背景とかもう少し丁寧に描いてあげれば話に厚みが出たと思うのですが…。
目玉となる対決シーンは予算の都合で最後の方にちょっとだけですが、メガ・シャークをジャイアントスイングで成層圏遠投とか結構無茶してます(笑)

つ、月がぁ!
続編作る気満々の終わり方(平成ゴジラシリーズみたいだ)ですが、次は何をぶつけるつもりなのでしょう。