デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

進撃の巨神兵。 メガ・シャークvsグレート・タイタン

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超テキトーに広げた風呂敷をウルトラいい加減に畳むやけっぱちさはいつも通り。
 
ただ今回は中途半端に話が凝っているので、風呂敷に開いた穴のデカさと数がいつもより目立ってしまいました。ちょっと惜しい。
 

「メガ・シャークvsグレート・タイタン」

2015年/クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ監督)
 
前々作にあたる「メガ・シャークvsクロコザウルス」、そして「ダブルヘッド・ジョーズ」「トリプルヘッド・ジョーズ」を撮った監督なので、一応、鮫はお手の物(なのか?)。
 
前作「メガ・シャークvsメカ・シャーク」から1年、海上輸送路が破壊された世界経済は大混乱。
 
こういう形で前作の影響を引きずる続編は珍しいですね。
 
で、早々に倒したはずのメガ・シャークが大降臨。一方、ウクライナチェルノブイリ)の地下に眠る旧ソ連の最終人型決戦兵器・進撃の巨神兵(以下、巨人)が大覚醒。


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困った事にこの巨人、各国が血眼で捜している新エネルギーが動力源。言わばS2機関内蔵エヴァでガス欠という事がありません(しかもこいつ、手からビームとか出しやがります)。


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人間側登場人物は大きく分けて3つ。
 
狂った提督と金目当て科学者のメガ・シャーク殲滅組、謎の大富豪と女海洋学者のメガ・シャーク捕獲組、そして女CIA捜査官とオタク調査員のストップTHE巨人組


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作戦の指揮をとる提督がメガ・シャーク殲滅のみを優先するもことごとく裏目に出て近隣諸国に被害甚大。


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とばっちりリオデジャネイロ
 
話が錯綜している割には破綻していない(←面倒くさそうな所は全部避けているから)のは良いのですが、基本設定が上っ面なので「何故そうなる?」なシーンも多々。
 
巨人誕生の背景とかもう少し丁寧に描いてあげれば話に厚みが出たと思うのですが…。
 
目玉となる対決シーンは予算の都合で最後の方にちょっとだけですが、メガ・シャークをジャイアントスイング成層圏遠投とか結構無茶してます(笑)


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つ、月がぁ!
 
続編作る気満々の終わり方(平成ゴジラシリーズみたいだ)ですが、次は何をぶつけるつもりなのでしょう。

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