『ルシアンどいて! そいつ殺せない!』
ニャル子、星枷白雪(緋弾のアリア)など数々の使い手を生んだ名言ですが、相手を魔女呼ばわりしている事、武器がスティックである事、ラリアットで返り討ちに遭っている事、そして何より発言主の名前がアコである事から、最も連関度の高い“正統派”パロディと言えるでしょう。
「ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?/第3話・ネトゲとリアルは違うと思った?」(2016年4月21日深夜BS11放送/高橋龍也監督)
ルシアンはかつて告ってフラれた猫姫(自称ネカマ。リアルはおっさん)と(ネトゲで)再会。
変わらぬ可愛さに“リアル(おっさん)とゲーム(可愛い)は違う”の想いを新たにするルシアン。ついでにアコに関する人生相談まで持ちかけ、アドバイスを。
早速翌日、アコに一発説教かまそうとしますが、ヤンデレの嗅覚はこれを一瞬で看破。
『ルシアン、誰に何を言われたんですか? 誰かに会ったんでしょう? 女の人ですか? 名前、訊いてもいいですか?』
ヤンデレの察知力恐るべし! だが、真に恐ろしいのはその後の行動力。
ネトゲ内でルシアンを尾行、猫姫の存在を確認すると単独接触を試み、オフ会設定。
性別も年齢も分からないゲーマーとリアルで会う? アコが? ここに来てようやくリアルのアコも好きな事に気づくルシアン、いや西村。
まあ、「ときめきの聖夜」の変形ですね。
猫姫の正体はおっさん…ではなく、何と前ヶ崎高校の女教師、斉藤結衣。
『俺…斉藤先生にプロポーズを…?』
S県月宮に連なる正しい電波。いいじゃないですか、電波だって。可愛けりゃ。
ネトゲの住人である事をネタに生徒会長・御聖院 杏に脅された斉藤先生は晴れてネトゲ部の顧問に。
もはや展開のしようもありませんが、展開する必要があるのかとも思います。