
『(この音叉は)体内の影鰐細胞自体に影響を与える特殊な周波数を出しているようです』
『…ソルフェジオ周波数』
『ご存知でしたか。中でも壊れたDNAを修復するという528HZの周波数であることが判りました』
今回一気に科学とオカルトの境界線が瓦解。混沌上等なギミックが介入してきました。
「影鰐 KAGEWANI-承-/第10話・夢魔」
(2016年6月5日深夜BS11放送/高嶋友也監督)
音叉の発する音の正体は、ソルフェジオ周波数。
グレゴリアン聖歌などにも使われていた古代の音階。特定の周波数を発し、物質と意識に働きかける効果がある…んだそうです。
「中でも」という台詞から判る通り、ソルフェジオ周波数はひとつではありません。
396Hz:罪悪感・恐れ・トラウマからの解放
417Hz:困難や挫折からの回復。そして、
528Hz:DNAの修復 など。
一種のヒーリング・ミュージックのようですね。一通り聴いたので今の私は最強モードになっているはずです。
さて、本編に戻りますが、今回ナギが対峙した奇獣は凄かった。
少女に擬態してナギに近づき、音叉を奪って襲撃。

「エクソシスト」スパイダー・ウォークの姿勢で天井に張り付き(物体Xだ!)、頭部を「トレマーズ」グラボイズ状態にして伸ばし音を頼りに攻撃。

敵わないと見るや喰った少女の顔になって命乞い(「デビルマン」ジンメンだ!)。

最後に猿楽製薬特殊部隊(全滅!)の通信機を通じて番場ら一行が雲南省メイ族の集落に行くことを伝える用意周到ぶり。
どうやら決戦の舞台は中国雲南省になるようです(きっと本間もこの無線を傍受していることでしょう)。