We need more.
More what?
Teeth! We need more TEETH!
クライマックスを示唆する超重要な台詞を“歯が足りない”と訳した女王様字幕は間違ってはいませんが、もう少し何とかならなかったのでしょうか(実際、字幕見た時は「何言ってんだこのガキ」と思いました)。
「ジュラシック・ワールド」(2015年/コリン・トレヴォロウ監督)
1日2万人が訪れる人気施設ジュラシック・ワールド。目玉企画として遺伝子組み換えハイブリッド恐竜・インドミナス・レックスを育成したら頭脳明晰な暴れん坊に育って大騒ぎ。
まあ、それだけです。ご家族揃って楽しめるアトラクションムービーと割り切ればそれなりに楽しめます。
舞台が施設内限定の箱庭設定なので、どうしてもこじんまりとまとまった印象。
せめて、観光客活け造り&踊り食いな阿鼻叫喚でも出てくれば別の意味で2階級特進だったのですが、ファミリー映画でそれはちょっと高望み。
戦う女の正装“タンクトップ”が拝めただけで善しとしましょう。
冒頭の台詞はインドミナス・レックスの傍若無人な大暴れに手も足も出ない主人公たちの会話。
この場合のTeethは威力・効力と文字通り歯のダブルミーニングのようです。
このバケモノに対抗するにはもっと歯のある(強い)奴を連れて来ないと駄目だ!
そんな奴ここにいるわけ…いた! あいつが!
というちょっと胸熱な展開が待っているのですが、だからこそ、ここの台詞はもうちっと熱くキメて欲しかったと思います。