『このままじゃ私、王妃なのに、人妻なのに…
蹂躙されちゃうぅ!』
以前、このシリーズはオリジナルと二次創作物の境界線が曖昧、みたいな事を書きましたが、その後も作者による擬似薄い本化は着々と…(圧倒的画力差がある分、始末が悪い…)。
「To LOVEる ダークネス16巻【DVD同梱特装版】」(2016年7月9日集英社発行/矢吹健太朗&長谷見沙貴著)
コミック本体は、リトと一体化したネメシスのやんちゃに振り回されるモモ、という図式。あっちコケこっちコケしつつ、最後は寝ぼけたリトに二人ともイカされてしまうという「どう聞いても薄い本としか思えない」ストーリー(いや勿論大満足なのですが)。
同梱のDVDは、『Mother~美しすぎる天使~/Charm~偉大なる母~』
タイトル通り、ララたち三姉妹の母、セフィ・ミカエラ・デビルークの登場回です。
宇宙一美しい容姿と声を持つ少数民族"チャーム人"の最後の末裔。その顔を見た男性はどんな紳士でも心奪われケダモノになってしまう…うわあ、面倒くせえ、なトラブルの佃煮。
その能力故、幼少期から様々な面倒ごとに巻き込まれているようで、嫌気がさしているのかと思えば、『美しさって罪ぃ!』『美しすぎる自分が憎い!』とか言い垂れる重度のナルシスト。
普段はベールで顔を隠していますが、お約束でリトがコケて素顔開陳。が、リトは…。
後半はナナの電脳サファリの露天風呂で三姉妹+義母候補+妹(美柑)の、え~何どんぶりって言えばいいんだ?
リトのまっすぐな瞳を見て、セフィが夫ギドとの出会いを回想するシーンがあるのですが、これ、スピンオフで観たいですね。
『てめぇ俺様を誰だと思ってやがる?!』
『知らないわよ馬鹿。悔しかったら言ってみなさいよ! 誰よ、あんた?!』
『俺様はギド・ルシオン・ダビルーク! この宇宙の戦乱を治め、頂点に立つ男だ!』