デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

チャールズ・ホイットマン的師匠。 キノの旅 ♯7

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『たまには自分の最高の実力を出してみたいでしょう? 高い所からの景色はなかなかですよ』
 
56話と古典落語的“ちょっといい話”が続きましたが(いや6話はいい話とは違うか)、7話は胸のすく痛快譚。
 

キノの旅-the Beautiful World-/第7話・歴史のある国Don't Look Back!

20171117日深夜TOKYO MX放送/伊藤史夫演出)
 
今回はキノの口から語られる師匠と相棒の若き日のお話。

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こちらはほぼ現在の師匠(クルーゾーとケイトーのような関係だ)。
 
師匠と相棒が訪れたとある国。立派な時計塔がある歴史ある国は政治家と結託した汚職警察官の吹き溜まりでした。
 
宝石を換金しようとした相棒は薬物不法所持の濡れ衣を着せられて逮捕(勿論、金は没収)。署長と思しき偉いさんのゲスっぷりがフラグを立てまくります。
 
師匠は相棒を見捨てるふりをして一旦出国。完全武装で裏口再入国。
 
街のあちこちに爆薬を仕掛け、警察官が出払った所で相棒を救出。そのまま署内の武器と食料をまるっと頂いて時計塔に籠城(エレベーターは爆破)。
 
ここから二人はチャールズ・ホイットマンばりの正確無比さで近寄ってくる警察官の足だけをピンポイントで狙撃。

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USライフルM14あたりに見えるのですが…。
 
騒ぎを起こした後に逃げも隠れもせず、相手が勘弁してください出て行ってくださいと泣いて頼んでくるまで暴れるという選択肢に痺れます。
 
ようやく相手が折れたらダメ押しに『幾ら出しますか?』
 
鬼です(笑)。

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半端な妥協案にはバズーカで返答。
 
この旅人による世直し(憂さ晴らし?)が後々どのように語り伝えられているか、をキノが確認して幕。
 
何というか、転んでもタダでは起きない地獄の水戸黄門って感じでした。


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