いやあ、先週は迂闊でした。第10話「No109グリセリド」。
うっかり飯喰いながら観てしまった俺も俺ですが、あれは生理的に駄目。
暫く“油”はNGワード（聞いただけで熱いものがこみあげてきそう）。
転じて今回は不思議ワンダーランド。笑いと寂寞の伊藤ワールド。
「伊藤潤二コレクション／第11話 No055超自然転校生|No035案山子」
（2018年3月16日WOWOW放送／藤代和也演出）
爽やか転校生、束野稜。不思議を求める彼は超自然同好会に入会しますが、行く先々で奇異に遭遇（と言うかあからさまに呼び込んでいる）。
学校の花壇には目玉が咲き乱れ、
それまで誰も気が付かなかった（つまりなかった）巨大な滝が現れ（滝に打たれると特殊能力が手に入る豪華特典つき！）、
住宅街は湖に。湖の底には巨大生物が！
超自然同好会のニセ超能力者・柴山は滝に打たれに行って行方不明。実はもうひとりのニセ霊能者・北川に滝壺に突き落とされていたのでした。
ひとり滝に打たれた北川はX-MEN並みの能力保持者に。
突き落とされた柴山も負けてはいません。パンッパンに膨れ上がった水死体になって滝壺から帰還。
自宅がイースター島と化した北川を追い詰め、指先からビーム飛ばして復讐戦（意味がわからん）。
モアイ像を背景にビーム飛ばし合う高校生と水死体。シュールです。
遊びつかれたのか忽然と消えた束野。彼は今もどこかの町で楽しんでいるのでしょう。
後半は2001年に鶴田法男監督で映画化（未見）もされた「案山子」。
墓に立てておくと、死者の生前の姿になる案山子。もっのすげー端折っていますが、雰囲気は出ていたと思います。
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