『あなた、誰に断って私の写真撮ってるの?!』
恐怖と薄ら笑いに彩られた異形の12本24話。大トリはやっぱりお前だったか双一。そしてまさかの特別ゲスト。
異形の世界は繋がっていた…。
「伊藤潤二 コレクション/第12話・No116潰談| No071噂」(2018年3月23日WOWOW放送/添野恵演出)
前半は甘い蜜の恐怖を描いた「潰談」。
とある異国のジャングルで現地人から貰った蜜の壺。何の蜜かは分からない。しかし美味い。中毒性があるどころじゃない。他の喰い物が不味くて喉を通らない。
蜜をくれた現地人の忠告。「蜜を舐める時は見つからないよう注意しろ」
見つかる? 誰に? 見つかったらどうなると言うのだ。
一笑に付した友人は直後、風船のように爆発。跡には放射線状の人間カーペットが。
爆発したのではありません。何かに叩き潰されたのです。血を吸う蚊が潰れて血染みとなるように…。
発想が飛びすぎている(笑)。どうすればこんな話思いつくんだ…。
そして後半は真打・双一登場。「噂」
自分に都合のいい噂(新聞配達をしている、老人や子供を助けた、有名人と親戚e.t.c.)を流して人気者になった双一ですが、嘘がバレて窮地に(自業自得の嵐)。
嘘をバラしたクラスメイト咲山みどりに復讐するため、森の中の泥沼が美容に効くという噂を流してみどりを誘い込み、入浴(?)中のみどりを撮影(しかも「写ルンです」で!)して悦に入っておりましたが、その時、
沼地が鳴動、鳥逃げ波紋立ち、湖面揺らして現れたのはゴジラかバランかジラースか…違う、淵さんだ!
ってデカイ淵さんデカイ! 元々長身だったけど、あんた今10m以上あるだろ。
『何で私がここにいるって知ってるの?!』
いや知らないよ、ってか何であんた沼に沈んでるんだよ、呼吸とかしないのかよ。
と思う間もなく双一の前に仁王立つ“ファッションモデル”淵さん。
双一に幸あらんことを!(合掌)
2期ってないのかな…。