
『助けて!でも幸せ!でも臭い!でも幸せ!』
人づてに聞いた話。とある企業の経営者が東京丸の内のど真ん中でペンギンを飼うと言い出しました。
事務方は大混乱(そりゃそうだ)。会議は紛糾。
『ペンギン…ってコウテイ?イワトビ?フンボルト?』
この稀有壮大な計画はビルオーナー(泣く子も黙る三●地所)の反対にあって頓挫。理由は「ペンギンは臭い」から。
ペンギンって氷の海をビュンビュン泳いでいる印象があるせいか、臭いというイメージがなかったのですが、今回の報瀬の反応で分かりました。やっぱペンギンて臭いんですね。

髪を切った報瀬の笑顔は貴子と瓜二つ。
見送りはオーロラ。そして送られなかった母からのメール。

『本物はこの1万倍綺麗だよ』『…知ってる』
アルバムの誉め言葉に“捨て曲無し”というのがありますが、本作も正にそれ。全13話、捨て回無し。
毎回、起承転結がありながらそこかしこに伏線を散りばめてきっちりかっちり回収してクライマックスに雪崩れ込む完璧な流れ。
間違いなく花田十輝の代表作になると思います。
※と言いつつ、実は本作にはどうしても看過できない描写がありまして。そのシーンのために円盤を買う踏ん切りがつきませんでした。
最終回での私的ベストエピは、日向のバイト先のコンビニ店長が日向バックアップの手作り新聞を店に貼っていたこと。

友人関係に問題があり、4人の中で唯一、家族が絡んでこなかった日向。でも職場ではこんなに愛されていた。その事実が妙に嬉しくて。
いちばんほっこりしたシーンでした。
さて、冒頭の経営者はその後、東京大手町のど真ん中に牧場を作ってしまったのですが、それはまた別の話。
