日向の心を溶かすのはキマリの仕事だと思っていました。まさか報瀬がその役を担うとは。
「宇宙よりも遠い場所/STAGE06・ようこそドリアンショーへ」
(2018年2月6日BS11放送/ながはまのりひこ演出)
南極観測船しらせ改(ペンギン饅頭号)が停泊しているオーストラリア/フリーマントルに向かうため、シンガポールで乗り継ぎをすることになったすちゃらかカルテット。
一昨年4月に初シンガポールを体験しているので、「こ、この景色は!」の連続。
ここでしっかり者、日向がパスポートを紛失するというありがちだが深刻なトラブル発生。
明日は大使館が休み。再発行は最短でも明後日。船の出港には間に合うが、時間厳守のルールを破ることになる。
遅刻を恐れる報瀬と構わず先に行け、という日向。
日向の言動の裏には色々周りに気を使われていたたまれなくなり高校を去った過去が。
自分中心の言動を恥じる報瀬とその気遣いが逆に重いと感じる日向。
恐らく二人はこの事件を通じて、他者との距離感を学んだのだと思います(ヤマアラシのジレンマの克服)。
格安チケットなので変更が効かない(変更すると1ヶ月後になる)という航空会社カウンターに100万円を叩きつけてビジネスクラスを新規購入する報瀬(ここで「現金持ち込みの申告してるのか報瀬!」という突っ込みはナシだ)。
『待てよ!だから何で意地になって――』
という日向に対する報瀬の応えが冒頭の台詞。オットコ前です報瀬ちゃん。
ここで終わっていれば、MVPゲージ振り切りMAXだったのに…。
今回は結月の高精度ウソ発見器機能が炸裂しまくり。
微笑み泣かせて笑わせて。やはり今期最高の作品だと思います。