『大変。壺魔人がトイレから出てこない。改札通れないんだと思う』
普通に考えれば、今週の名言はキマリの『友達って多分ひらがな一文字だ』なんでしょうが、私は同じキマリの両目を見開いたまま放つ寝言のシュールさに耳を奪われてしまいました。
壺魔人?!
「宇宙よりも遠い場所/STAGE10・パーシャル友情」
(2018年3月6日BS11放送/澤井幸次演出)
遂に到着、昭和基地(ペンギンもお出迎え)。北の冬は南の夏。恐れた程は寒くない。
管理棟の周りは電波も届く。結月のスマホに着信が。
前回Cパートで映った結月母からの着信メール。どんな不穏な内容かとドキドキしちゃいましたが、出発前に結月が受けた朝の連ドラオーディション合格のお知らせ。
ハッピーな連絡なはずなのに何故か結月は浮かぬ顔。
連ドラなんかに出たら皆と過ごす時間がなくなってしまう。まだ友達になろうって言われてもいないのに…。
結月はぼっちをこじらせてしまっているようです。キマリたちはもうとっくに親友だと思っていたのに。
シンガポールで報瀬と日向が体感した他人との距離感(と踏み込み感)の掴み方。子供の頃から大人に囲まれてきた結月には「人はどうすれば知人から友人に変わるのか」が分からない。
遂には「友達誓約書」を自作して友人関係を立証しようとまで(芸能界は契約社会ですからね)。
『ごめんね…ごめん…分かんないんだよね…分かんないんだもんね…』
友達って何? カレンダーはクリスマス。隊員は振る舞いケーキに舌鼓。
『不公平じゃないですか?誕生日はみんな等しく訪れるのにちゃんとお祝いしてもらえる人ともらえない人がいるって』
キリストを うらやむぼっちの 芸能人
船が乱高下し全員デス&リバース状態だった時に誕生日を迎えた結月。改めて基地での誕生祝を画策するキマリ。
始めて友達に祝ってもらえる誕生日。その後のLINEのやりとりで『友達って多分ひらがな一文字だ』という宇宙の理に辿り着くキマリ。
『ね』で通わす心と心。3話で結月と出会った時のやりとりをここで踏襲するとは。
一方、吟とかなえは…。
貴子に手向けたグラスにはどんな酒が入っていたのだろう…。