デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

選んだんだよ、自分で! 宇宙よりも遠い場所 ♯8

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『頑張るしかないでしょ。他に選択肢はないんだから』
『そうじゃないよ。選択肢はずっとあったよ。
 でも選んだんだよ、ここを。選んだんだよ、自分で!


仕方がないんじゃない。選択の結果なんだ。素晴らしい覚悟と自覚。

宇宙よりも遠い場所STAGE08・吠えて、狂って、絶叫して」2018220日/髙田昌豊演出

フリーマントル発、南極行き。遂に出港。意気軒昂な4人を待っていたのは船酔いの洗礼。

 

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全滅!

食べて吐き、寝て吐き、起きて吐き…ある意味マニアックな光景です。

しかし、それも序盤、前座、枕、前説。本当の恐怖は…

 

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『吠える40度、狂える50度、叫ぶ60

地球上の海流の多くは大陸によって阻まれ、その勢いを弱めて行きますが、南極の周りは地球一周遮るもの無し。自転の勢いに任せて流れたい放題。

その海流に直角に突っ込んで力押しで渡りきるのが南極観測船

そりゃ揺れます(この説明は実に分かりやすい)。

 

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『来ましたね』

『私は嫌いじゃないですけど。戦ってる感じがして

こんな状態で南極に行けるのか、行けたとして(自分たちが)何の役に立つのか、他のメンバーとは体力以前に生き物としての生命力が違うと嘆く結月に「なら私達も強くなればいい」と言う報瀬。

なれるんですか?あんな風に
頑張るしかないでしょ。他に選択肢はないんだから


で、冒頭のキマリの「選んだんだよ、自分で」へ。

腹が据わると気分が変わり、世界の理も変わっていく。

 

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帰ったら話せるな、観測船って凄いぞって

うん、言う。凄い楽しいって

嘘じゃないですか?

嘘じゃないよ。この旅が終わった時には絶対にそう思ってるもん

キマリのこのまっすぐさはいいなあ。そして波を越えた先にある景色は…。

雲もなく鳥の姿もなく視界全てが一面の青、どんなに目を凝らしても見渡す限りの水平線。確かに船の音は聞こえているはずなのに、その圧倒的な景色が音を消していた。そこにあるのは宇宙を思わせる無音の世界

その更に先に待っているのは…。

 

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『帰って来たわね』

『ここから玄関開けるまでがまた長いけどね

8度目の最終回終了(笑)。

 

 
 

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