デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

追悼:大杉漣

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俳優(怪優?大杉漣がお亡くなりになりました。

2018221日午前353分。急性心不全66歳(早い、早すぎる!)。

多くの記事の枕言葉が“「ソナチネ」「HANABI。確かにここで「変態家族 兄貴の嫁さん」で脚光を浴びた、とは書けんでしょうから仕方ないのですが、何かしっくり来ませんね。

ネコナデのような出ずっぱりで駄目駄目な作品もありますが、やはりこの人は瞬間最大風速のバイプレイヤー。存在感×インパクトで勝負の人です。

個人的に印象深い作品(と言うかキャラクター)は、

■「デッド・オア・アライブ 犯罪者」冒頭に出てくる「やん」。

わざわざ「やん」の名札をつけ、丁寧に作ったコカインの長~い列を気合一閃、はじから一気吸い。すっかりいい気分になって(この時の首を左右に振りながら時折「ヨッ」と手を挙げる仕草が実に可愛い)車に乗り込んだところを、竹内力に穴だらけにされる“美味しい”役回りでした。

 

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■「オーディション」のズタ袋の中の人(タイトル写真右側)。

椎名英姫に飼われている謎の男。言われなければ大杉漣と分からぬ怪演。

■「発狂する唇」の大佐。

テレビの中から主人公(三輪ひとみ)に語りかける謎の男。大杉漣のレオタード姿が拝めるお宝映像です。

 

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次点として光の雨の監督、「ポストマン・ブルース」の殺し屋、蜘蛛の瞳の依田を挙げておきます(シン・ゴジラ内閣総理大臣も捨て難い…)。

ご冥福をお祈りいたします。

 
おまけ
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何とこの人地獄大使も演っていたのか(「仮面ライダーディケイド オールライダーVS大ショッカー」「仮面ライダー1号」)。知らなかった…。


★ご参考

 
 

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