
俳優(怪優?)大杉漣がお亡くなりになりました。
2018年2月21日午前3時53分。急性心不全。66歳(早い、早すぎる!)。
多くの記事の枕言葉が“「ソナチネ」「HANABI」の”。確かにここで「変態家族 兄貴の嫁さん」で脚光を浴びた、とは書けんでしょうから仕方ないのですが、何かしっくり来ませんね。
「ネコナデ」のような出ずっぱりで駄目駄目な作品もありますが、やはりこの人は瞬間最大風速のバイプレイヤー。存在感×インパクトで勝負の人です。
個人的に印象深い作品(と言うかキャラクター)は、
■「デッド・オア・アライブ 犯罪者」冒頭に出てくる「やん」。
わざわざ「やん」の名札をつけ、丁寧に作ったコカインの長~い列を気合一閃、はじから一気吸い。すっかりいい気分になって(この時の首を左右に振りながら時折「ヨッ」と手を挙げる仕草が実に可愛い)車に乗り込んだところを、竹内力に穴だらけにされる“美味しい”役回りでした。

■「オーディション」のズタ袋の中の人(タイトル写真右側)。
椎名英姫に飼われている謎の男。言われなければ大杉漣と分からぬ怪演。
■「発狂する唇」の大佐。
テレビの中から主人公(三輪ひとみ)に語りかける謎の男。大杉漣のレオタード姿が拝めるお宝映像です。
おまけ
★ご参考