『これからおれが本郷猛になる…。かれの遺志をついで…おれが…大自然の使者、仮面ライダーになる!…この一文字隼人が「ショッカー」をたおす!』
漫画版「仮面ライダー」より。
11人の仮面ライダーの一斉射撃を喰らって命を落とした本郷猛。その亡骸の前で誓いを立てる一文字隼人。
しかし、本郷猛は生きていました。地下研究所のガラスの器の中で。かろうじて取り出す事が出来た脳だけの存在として。
交信はテレパシー。
『おまえの目はおれの目だ! おまえの耳はおれの耳だ!』
『よし!! いくぞ猛。これからはおれたちはもうひとりぼっちじゃない! いつもふたりだ。ふたりで「ショッカー」と戦おう…!!』
仮面ライダー2号誕生の瞬間です。
果たして庵野版一文字隼人はどのような登場の仕方をするのでしょう。
「シン・仮面ライダー」(2023年3月公開予定/庵野秀明監督)
仮面ライダー2号/一文字隼人の登場が告知されたのは昨年の10月10日(一文字隼人の誕生日)。
1号同様、前田真宏氏の手によるイメージビジュアルが公開されました。
右が1号、左が2号です。
併せて2種類のプロモーション映像も。
プロモーション映像Aはテレビ版のOPを今回のキャストとデザインで完コピしたもの。
プロモーション映像Bはこれに若干のアレンジを加えたものになっています。
どちらも歌っているのは本郷猛役の池松壮亮。バイクに乗っているのも池松くん本人のようで、藤岡弘、リスペクト(と言うかテレビ版第1クールリスペクト)な内容になっています。
要所要所比べてみましたが正に完コピ(右側がオリジナル)。
違うのは今回お色直しされた各種デザインなのですが…。
う~ん、私はちょっと引いちゃいました。
まずはサイクロン。曲線をあしらった流麗な形状が魅力だったサイクロンのカウルが何かゴツゴツギザギザしたガサツなデザインに。
惡の秘密結社みたいなロゴマークもなんだかなぁ…。
カウルだけじゃなく、マフラーやグローヴ、胸部のプロテクターやタイフーンベルトなど全てに渡って「いらんものがてんこ盛り」。
締めに蜘蛛男が登場するのですが、軽業師のような連続バク転に「これじゃキューティーハニーじゃん」
上段2枚が今回登場する蜘蛛男(正式名称は不明)、下段左がTV版第1話に登場した蜘蛛男、中央が漫画版、右が「仮面ライダークウガ」第1話に登場した蜘蛛男ことズ・グムン・バ。
年明け1月1日には一文字隼人役が柄本佑であることが発表されました(1月1日はダブルライダーが初めて登場した第40話「死斗!怪人スノーマン対二人のライダー」放送から50年の記念日)。
新着情報が公開される度に微妙に熱が冷めていく「シン・仮面ライダー」。
古きものにこだわり過ぎて新しいものが(センスの無いデザイン以外)見えてこないのが原因のような気がするので、何か一発「おお、その手があったか!?」な発表を期待しております。
★ご参考
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★本日1月3日はジョン・スタージェス監督(1911~1992)の誕生日。
正月らしい景気の良い作品を一発。
★そして本日は岩下志麻姐さん(1941~)81回目の誕生日(おめでとうございます!)
姐さんと言えば「立てられているのに罰ゲーム」なこれ。