『あの少年が見せた義勇を…命懸けで見せてくれた信念を…こんな才能しかない卑怯者に踏みにじらせはしない!』
才能しかない卑怯者ってすげー表現だな。
「とある魔術の禁書目録Ⅲ/第9話・聖母崇拝」
(2018年11月30日深BS11放送/佐藤和磨演出)
元天草式十字凄教女教皇(プリエステス)・神裂火織v.s.神の右席・後方のアックア。
サンダ対ガイラな戦いに呆然と立ち尽くす五和ら天草式十字凄教。
(自分は一体何をしていたんだろう…血を吐くような努力をしても聖人にしてみれば所詮遊びみたいなものなんだ…)
一方、神裂の心を支えた“あの少年”、上条当麻も病院を抜け出して戦場へ。歩みもままならぬ上条と出逢った御坂美琴(この確率がヒロイン力)。
『え…?ちょっと!馬鹿!あんたその格好どうしたのよ…
まさかどっかの病院から抜け出して…?』
『行かないと…あいつら…多分…今も戦ってる…だから…俺も行かないと…』
『何で言わないのよ…助けて欲しいって…力を貸して欲しいって…
ううん…怖いとか不安とか…そういう事を言いなさいよ!
あんたが記憶喪失だってことぐらい私知ってるわよ。
あんたが何か大きなものを抱え込んでることはわかった…
でもそれは全部あんたが一人で抱え込まなくちゃいけないことなの?
こんなにボロボロになって…記憶まで失くして…
それでもまだ一人で戦い続けなくちゃいけない理由って何なの?
私だって戦える…私だってあんたの力になれる! だから言いなさい。
今からどこに行くのか、誰と戦おうとしてるのか。
今度は私が戦う! 私が安心させてみせる!』
一気にまくしたてる御坂。ほとんど告白ですね。
『上条当麻ってのは記憶のあるなしくらいで揺らぐものじゃないんだよ』
う、何だこのイケメン過ぎる上条さん。黙って見送ることしかできない御坂。
『どうしよう…こんなの全然納得できない…』
5クール目(レールガン入れたら9クール目か)にしてようやく気づいた自分の心。乙女してます御坂さん。
この後、己の驕りを自覚した神裂が仲間と共に戦い、上条のアシストを得て五和が再度“聖人崩し”を仕掛けてアックアを倒す、という熱い展開になるのですが、御坂の恋慕でお腹一杯胸一杯。
エピローグはお約束の病院コント。五和、インデックスとのトリオ漫才に、堕天使エロメイドコスの神裂乱入。
次回から舞台をロンドンに移して新展開。ようやくインデックスに出番が…。