
『あなたが私の力を信じなかったとしても私があなたのために戦う理由は何ら揺るぎません』
英国最大の霊装“カーテナ・オリジナル”を手中にし、騎士派を従えクーデターを起こした第二王女キャーリサ。
まずはカーテナ・オリジナルを扱えるのを自分ひとりにするため、血縁者(女王、第一王女、第三王女)皆殺しを画策。
手始めに第三王女ヴィリアンの首を刎ねようとした瞬間、現れたひとりの男。
元英国傭兵。現ローマ正教“神の右席”後方のアックアことウィリアム・オルウェル。

『ご無事ですか?』
『遅いです…遅いですよ! この傭兵崩れのゴロツキが!』
ヒロインは多いがヒーローも多い。昨日の敵が今日主役。群像劇です魔術側。
キャーリサに呼応する騎士派が国内で一斉蜂起。移動要塞「カヴン=コンパス」からは魔女軍団が迎撃発進スクランブル。

ほうきに跨った魔女軍団と空飛ぶ鎧甲冑軍団が海上で激突する絵柄はなかなかにシュール。魔術サイドの誉れを上塗りしています。

市内ではシェリーがゴーレムを操って騎士派と市街戦。
この車内で騎士派に拘束された“新たなる光”のメンバー、フロリス(前回、神裂に瞬殺されていた子か)と遭遇。イマジンブレイカーで拘束具を解除したら警報発生。手に手を取って列車から川へダイブ。

『大丈夫だって!水面をクッションにすれば!』上条君、理科も物理も赤点ですね。
一方、フロリスを瞬殺した神裂は、騎士派のリーダーに瞬殺されて見せ場無し。
見せ場を作ったのは騎士派リーダーとアックアのタイマン勝負。

学園都市で喰らった聖人崩しで弱体化したアックアと、英国という土地の力を借りて総量を増大させた騎士派リーダー。ハンディキャップマッチの行方は…。

政治と宗教のトップを努める二人が、クーデターを気にも留めず無駄口叩き合う図式は一服の清涼剤。

『ヒッチハイクは不可能なりけるのよー!』
さて、これら散り散りになった面子がどう各々の状況を打破して合流・共闘して行くのでしょうか。

