『やめておけ…どのみち私は助からん…私を置いて早く行け…私は目的を果たした…これ以上は足手纏いになるだけである…』
『だったら!あんたを待ってる人はどうするんだよ!今までだってそんな風に生きてきたんだろ!そういう奴の後ろには絶対多くの人達がついてきてる!あんたが掲げる戦う理由ってのはあんたを待つ人達の泣き顔を見て笑みを作るようなくだらねぇもんなのかよ!』
上条当麻の説教因子を継ぐ者がここにもひとり。
「とある魔術の禁書目録Ⅲ/第23話・ヒューズ=カザキリ」
巨大な儀式場“ベツレヘムの星”を空中浮遊させ、大天使ガブリエルを降臨させたフィアンマ。
カブリエルに対峙する学園都市の刺客、ヒューズ=カザキリ(風斬氷華をベースに、AIM拡散力場の集合体を部分的に展開させて構築された人工天使)。
カザキリ現出の条件はラストオーダーへのウイルス投与。
その理不尽な業からラストオーダーを解放するために両者の間に割って入り、ガブリエルを優先殲滅対象としたアクセラレータ。
(ああそうだ!守りてぇんだ!失いたくねぇんだ!そんなことを想像もしたくねぇんだ!あの…たった一つの幻想を守り抜くためなら俺はどんな現実とだって立ち向かってやる!)
効いてます 上条そげぶの お説教。
一方、フィアンマの野望を打ち砕くため、ガブリエルのエネルギーであるテレズマを命と引き換えに自身の体内に吸い上げるアックア(細かい理屈を理解しようとしてはいけないよ)。
冒頭の台詞は力尽きたアックアを叱咤する浜面のお説教。
ベツレヘムの星に取り込まれた上条はサーシャと共に内部から儀式上の崩壊を。
意思疎通ゼロで展開する連携不要の総力戦。
更にロシア軍の核ミサイル発射サイロ保全のための細菌ウィルス散布阻止に動く浜面&滝壺。面倒くさいとばかりに、核ミサイルそのものの強奪を画策する御坂&シスターズ。
相変わらずアバウトで良いですね、御坂さん(この行き当たりばったりかつ力技のキャラを引き継いだのがミサカワーストなのか?)。