《確かにこの世界は冷たく厳しくどうしようもないくらい悪意に満ちている。だがテメェの意志で手を伸ばせば、足掻いて足掻いて足掻いた先に必ず光は存在する。その一筋の光を奪い取る程にはこの世界も絶望的ではなかったってことか…》
アクセラレータの美声で復活したラストオーダー。
守りたい!この笑顔。
その頭上では大量のテレズマがベツレヘムの星に向かって収束中。こんなものが地上に解き放たれたら、世界終了。
『アレを止めてくる』…守るための戦いを知ったアクセラレータの黒い翼が純白の天使の羽に(頭に輪っかまでついとるやないか)。
『行かないで』とすがるラストオーダーをミサカワーストに託して颯爽と飛び去ったアクセラさんでしたが…。
何故か次の登場シーンでは、学園都市のヘリの中で拘束中。
ん? 君、テレズマ止めに行ったはずだよね。何で拘束されてるの?
一応、『なん…だ?必要な出力は満たしていたはずだ。地上には戦略上の条件を満たすだけの破壊が起こり俺様の勝利を後押しするはずだった…』というフィアンマの独り言解説が入るので、「そっかーアクセラレータがテレズマ抑えたんだなー(棒)」と無理矢理納得することはできます。
しかし、学園都市に拘束された経緯は全く分かりません。そのへん見せ場なんだから(原作に描写がなくても)絵にしようよ。
で、ベツレヘムの星ではようやく説教合戦が終わって、そげぶ炸裂。
そげぶのシーンって、歌舞伎とかで再現したら大向こうから『待ってました!』『上条屋!』とか声が掛かりそうですね。
『いいのか…?俺様は世界中なんていうのがどれだけ広い場所なのかもわからん人間だぞ…』
『そうか。ならこれからたくさん確かめてみろよ』
これって原作版「そらのおとしもの」ラストの『一度地上に降りてこいよ』を思わせますね。
ようやくのお出まし&邂逅ですが、伸ばされた御坂の手を上条は拒否。
出番の甲斐なく去っていく残念正妻であった…。
ベツレヘムの星に残った上条は墜落の衝撃が最小限になるよう、段階的に霊装を破壊しながら、墜落点が北極海の外れになるよう誘導…していたらしばらく見えなかったガブリエル(ミーシャ・クロイツェフ)が猛スピードで…。
《無理に力を引き出そうとすればミーシャを構成してる肉体そのものが爆発し大量のテレズマを放出する可能性もある》
折角ステイルが解説してくれましたが、全く意味が分かりません。兎に角、ミーシャがテレズマを放出すると世界は緞帳を降ろすみたいです。
冬の北極海に突っ込んだら大抵の人間は即死するんじゃないかと思いますが、男、上条に冷水なぞ通じません。
そのままの勢いでミーシャの顔面にそげぶパンチ!
最早、男女平等どころではありません。人にも天使にも神の右席にも等しく拳の洗礼が。
地上に降り立ったフィアンマを待っていたのは学園都市の水槽逆さ男、黄金の魔術師、アレイスター・クロウリー。
で、3人目の主人公、浜面仕上。
学園都市との交渉材料を追手のお姉さんから入手。皆、守るべき者を守ることに成功したようです。
にしても物凄い駆け足だ…。どう考えてもあと1~2話足りません。
4期(新訳突入)アリアリな幕引きでしたが、あるのかなぁ…。
※これに冬期アニメレビューは終了。明日からは春期突入です。
★ご参考
これが噂の熱膨張…。 とある魔術の禁書目録Ⅲ ♯10[2018年12月13日]
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