『牟田!!外患援助罪の容疑で確保する!』
外国から武力行使されたときに、その国の軍に参加または協力して軍事上の利益を与えた罪。刑法81条で規定され、死刑または無期もしくは2年以上の懲役。
因みに、外国政府と通謀して日本に対して武力の行使を行わせた場合は「外患誘致罪」となり、こちらは死刑一択の超重罪。
短い夢だったなあ、牟田区長。
「revisions リヴィジョンズ/Case04・第一次帰還計画」
(2019年1月30日深夜放送/平川孝充演出)
敵側リヴィジョンズの使者チハルが提示した「帰還者リスト」に自分の名前を発見した区長はノリノリでリヴィジョンズとのコンタクト成功と交渉開始を喧伝。
『私渋谷区臨時政府総理!牟田誠一郎は行政の長として熟慮に熟慮を重ね未来人リヴィジョンズとの協力関係を結ぶことを決定いたしましたことを…』
いつの間にか“総理”になっちょる(笑)。小さい、小さすぎるぞ、区長。
おまけに誠意の証としてリヴィジョンズにストリング・パペットを引き渡す…ってそりゃ武装解除やおまへんか。残りは入れ喰い踊り喰いか。
ありもしない二次・三次帰還をエサに人望を勝ち取った区長はこの世の春。面倒くさそうな渋谷警察署署長・黒岩を蚊帳の外に置いてやりたい放題。
ヘタレ区長がこんな野放図に豹変するわけがない。必ず何か裏があると踏んだ黒岩は副区長を軽~くひねって状況把握・即行動(有能だ、有能過ぎる)。
『これより第1次帰還計画の阻止及び帰還者の安全確保とストリング・パペットの奪還作戦を開始する!』
黒岩の 判断速し クーデター。
こういう人がひとりいるだけでストレスが大いに軽減されます。
どうやらリヴィジョンズは生身の肉体を再生させるために、ある条件を備えた人間を“実験体”として収集しているようです。
第1話で握りつぶされたパンチラ姉ちゃんと培養液に突っ込まれた駄目駄目女教師には何か条件的な違いがあったのでしょう。
案の定、帰還予定メンバーの前には回収班(シビリアン)が。
ストリング・パペットを起動させて反撃するガイ、ルウ、そしてまりまり(大介は牟田に捉えられたミロ救出に向かったので代役。初陣です)。
ミロと大介も合流して、退けはしたものの、100名ほどはリヴィジョンズの手の中へ。
全員を守れなかった大介は失意(この生真面目さは好感度アゲなんだよなぁ)。そこに初めて手を差し伸べるガイ。
そして助かった街の人たちも。
「あの…ありがとうございます。助かりました」「かっこよかったぞー!」
初めての謝意。初めての賞賛。
《不思議な感覚だった…あの事件の日以来俺がずっと求めていたものがそこにあった…。俺はいつの間にか…まるでヒーローのようになっていた…!》
この“嗚呼やっぱり大介だ”なオチが微笑ましい。