
ぼちぼちこういう嫌ぁなイベントがあるんじゃないかと思っておりましたが、想像以上にヘヴィな絵面になりました。
(2019年2月27日深夜放送/平川孝充演出)
黒岩署長の独断でリヴィジョンズの総本山を叩き、捕まった人たちを救出することになったS.D.S.。
やっちまったものは仕方ないと、あくまで黒岩の尻拭い(ストリング・パペッドのデータ保全)の名目で合流したミロ。
もう一度だけお前を信じるという仲間の言葉に後押しされて、他人との距離を縮めようとする大介。
ノープランで奇襲に賭けるS.D.S.ですが、信頼と団結と大介の軽さで肩の力が抜け…。
「運はついてくる」「いつかいい思い出に」「元の時代に戻ったらやりたいことが」「みんなで生きて帰る」「絶対、成功させる!」
ここは渋谷フラグ立てコンテスト決勝戦の会場ですか?!

この笑顔が後に…。
ウイルス以外に天敵のいないリヴィジョンズのアジトは守りも浅く、侵入も容易。ほどなく捕えられていた人達を発見しますが、そこに慶作の母親の姿は…。
救出できたのは、チハル再生に(細胞を取り込む)必要のない人間。では必要な人間は…。
嫌な予感しかしない…。
やっと発見した慶作の母親は慶作の目の前で…。

『や…やめろぉぉー!!』
予想の遥か上を行く凄惨さ。最も冷静で大局的で人間的バランス感覚に長けていた慶作ですが、理性のタガ崩壊、堪忍袋の緒がぶち切れこま切れ大爆発。
『ぶっ殺してやる!』
完全に「駆逐してやる!」モードになった慶作は憤怒の赴くまま、生身を得たチハルを握って潰してスクイーズ。

問答無用の破壊神、殺戮マシンと化した慶作。
まりまりに告白もできず、母親も救えず、そして自身も…(消えた? 別の時代に飛んだのか、あるいはチハルの存在が巡り巡って慶作の存在に繋がっていたのか)。
いくら「運がない」を自嘲的信条にしているからって、これはあんまり。流石の大介も己の無力さを思い知り…。
(結局俺は自分が信じてきた運命を何も叶えられない最低のクズ野郎だったんだ。俺がみんなを守るという運命は今日敗北した)
チハルを倒したものの渋谷を2338年に固定する量子脳の破壊には失敗。敗残の兵のような表情で帰還するS.D.S。
チハルが死ぬように誘導したニコラスが真のラスボスなのか(ザコキャラに芳忠さん使わないよね)。
お話はターニング・ポイントを迎えました。