『後で嘆くのが嫌なら既存の者とは違う道でも歩んでみたまえ。ロシアへ行け。正確にはエリザリーナ独立国同盟。禁書目録という言葉を覚えておくといい』
『汝の欲する所を成せ。それが汝の法とならん』
一方通行と上条当麻。運命の糸が再び(ニアミス含めると四たび)交錯する。
科学も魔術も飲み込んで展開する同時多発タイマンが決着。
絹旗最愛vsステファニー・ゴージャスパレスは接近戦を得意とする絹旗に軍配。
エツァリ(海原光貴)vsテクパトルのアステカ魔術師対決は肉を斬らせて骨を断ったエツァリが勝利。
読めば狂気に囚われる魔導書の原典を読まずに攻撃力としてのみ利用しようとしたテクパトルと、毒喰わば皿までの覚悟でその身に宿したエツァリ。生死の差は覚悟の差。
遂に顕現したドラゴン、それは…
『ドラゴンか。その呼び名も間違いではない。天使という記号にも対応している。だがより一層私を的確に表現するなら以下のような単語を選ぶべきである。かつてクロウリーと呼ばれた変わり者の魔術師に必要な知識を必要な分だけ授けた者、エイワスと』
ああ、なーるほど、そういう…って全然分からんわ!
そして、レベルゼロのモブキャラとして途中退場の予定だったにも関わらず、想定外の機転と幸運で予期しない成果をあげつつある浜面仕上はアレイスターの許容範囲を超えるイレギュラー因子として排除されることに(ついてないな、浜面)。
浜面&滝壺を捕捉した追撃者は…麦野沈利(むぎの しずり)。
『は~ま~づ~ら~』(ホントついてないな、浜面)
麦野さん、原作通り左手が原子アーム化(固定された電子を一定座標でループさせ、腕として機能させる)されてましたが、前提となる“浜面との対決時に能力の暴走で左手を失う”という描写が省略されているので、何で左腕がこんなことになっているのか視聴者にはさっぱり。
で、今回も周りにあるモノは何でも利用する精神で、空気摩擦用の耐久実験機で麦野を退け(何故、そんなものの動かし方を知っている?!)、音速ジェットで滝壺と共に学園都市を脱出(何故、そんなものが操縦できる?!)。
打ち止め(ラストオーダー)を自らの手で守ると決めた一方通行は打ち止めを抱えて一路、ロシアへ。
上条さん、ロシアの冬、舐めてませんか?
『アレイスター。もしかして君は彼らに憧れてるんじゃないのか? 誰に教えられなくても自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者。過去に大きな過ちを犯しその罪に苦悩しながらも正しい道を進もうとする者。誰にも選ばれず資質らしいものを何一つ持っていなくてもたった一人の大切な人のためにヒーローになれる者』
3人のヒーローがロシアの大地で一堂に。
大河ドラマの醍醐味です。