『善人?悪人?ふざけるんじゃねぇ!そんな位置に立ってなきゃ誰も助けちゃいけないのか!目の前で泣いて欲しくない人が泣いてるんだ!助けてくれって一言も言うこともできずに堪えてる人がいるんだ!それだけで十分だろ!立ち上がってもいいだろ!特別なポジションも理由もいらねぇ!盾になるように立ち塞がったって構わねぇだろうがよ!』
上条先生、渾身のお説教タイム2時限目。
科学と話術が交差する時、物語は始まる。
一方通行の心を折るためだけに生み出された番外個体(ミサカワースト)。その命を救った一方通行でしたが、激しいメンタルダウンの為、黒い翼振り回して狂気のご乱心(タガの外れたアクセラ笑いは、泣きじゃくりと同義なんでしょうねえ)。
『お前はヒーローだろうが!他の誰にもできねェことができンならそいつをちっとはあのガキにも向けてやれってんだよー!!』
シスターズは救ったのに、何故ラストオーダーは救ってくれない? お前みたいなヒーローが駆けつけてくれたらあのガキはあんなに苦しまずに済むのに…。
因縁&八つ当たりなアクラセアタック。聞く耳もたんと顔面ナックル。
一方さんも反射忘れて素手パンチ。拳で問い、拳で答える。男の子の喧嘩です。
『お前が何を守りたくてどんな風に傷ついてきたかなんて知らない!
でもその子を守りたかったんだろ!胸を張って守れよ!
今この時守りたいって思えることを誇りに思えよ!』
それはインデックスを騙していた(記憶喪失を隠し続けていた)上条自身に対する自問自答。
『お前が選べよ…このままお前の手で守り続けるのか他人に全部預けて逃げるのか…それとも俺の手を借りて協力して欲しいのか!』
「お前の人生だ。お前が選べ」は3期一方通行の決め台詞。互いに己と向かい合う合わせ鏡の男と男。熱い。
踏ん切りのついた上条をからかいながら喜んでいるレッサーは実に良い距離感のパートナー。
一方、浜面。エリザリーナ独立国同盟国境近くの寒村でプライベーティア(政府公認山賊)と事を構えることに。
重機関砲を普通に扱える一般市民。元スキルアウトリーダーの肩書は伊達じゃない。
掘り返した地雷を投擲(「ゾンビーハンター」の生存試験のようだ)して自走対空機関砲を黙らせる浜面。
しかし、その後方に戦闘ヘリ(Mi24ハインド↑でしょうか)が。絶体絶命のシチュで現れたのは…アックア!
『言われなき暴虐から人々を守り、流れる必要のない涙を止めるために全力で戦う姿勢は見事である。この後方のアックア、僭越ながら助力をさせてもらおうか』
なんだこのかっちょいい人。「帰ってきたウルトラマン」に突然登場したセブン並みのかっちょ良さ。
足場の無い中空で串刺し戦闘ヘリをハンマー投げのようにぶん回すアックア。物理って何?
イギリス対フランスのどつき合いも佳境。唐突に自己紹介も無しに登場したフランスの張った最強の策“ヴェルサイユの聖女”vsイギリス最大の秘策“カーテナセカンドの欠片を持つキャーリサ”。
そして、PCのニュース映像で上条を視認した御坂もロシアへ。
いそいそと荷物をまとめる様が健気(正妻の主張?)。
ついでに「生きとったんかワレ?」な麦野も浜面追ってロシアへ…ってお前絶対浜面LOVEだろ。
盛り上がってまいりました。
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追悼:スタンリー・ドーネン
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名匠スタンリー・ドーネン監督がお亡くなりになりました。
スタンリー・ドーネン監督と言えば、
問答無用です。誰かヘクターのフィギュア作って。